こんにちは、彩りプロジェクトです。
このブログでは、中小企業支援を目的に様々な情報提供を行っております。
少しでも皆様の経営のお力添えが出来たらと思っております。
彩りプロジェクトは経済産業省・内閣府 経営革新等認定支援機関(関財金1第492号)です。
(前回に続く)
太田課長に社長の想いをお伝えしている時に、やはり私が感じていた、最大の成果をあげる為の想いの共有がまだ出来ていない会社という事を再認識いたしました。
そもそも太田課長は私に相談するのでは無く、社長にお伺いをたてれば話は早いですし、私から話を聞くよりも想いは伝わると思います。
しかし、外部の人間がいるとこういった現象は起こります。
今まで恐れ多くて社長に聞けなかった事を、外部の人間という一種の安心感から聞けるという状況を生み出す事ができます。
コンサルタントの存在意義はこういったところにもあるものです。
さて、社長の想いがわかった太田課長は部屋を後にしました。
その表情からは何か吹っ切れたような感じがしました。
その後、他の課長や係長クラスの方と頻繁に飲みに行ったり、色々な社内の人の話を聞いてまわったりと、社長の想いのわかった彼らは独自に動き始めました。
その結果、期日までに論文は全て集まりました。
山本さんの提案で発表スタイルになった事も幸わいしたようです。
コミットがより高まった証拠です。
社長は喜びました。
少なからず管理職の方々の意識が変わった事を感じたようです。
しかし、その内容はレベル感がまちまちでした。
アマゾンのレビューをそのまま転用したような論文、論文の体をなしていないものなど、管理職としてのレベルを問う以前のものもありました。
そんな中、やはり山本さんの論文は想いのこもった、それでいてしっかりと前を向いて、彼なりの論拠を示し、まとめられた内容となっていました。
そしてそれらを読み終えた山本さんは論文用紙を置き、こう続けました。
「このたび、このような発表スタイルを提案させていただいたのには、意味があります。少しお時間をいただけますでしょうか?(社長がうなずく)私はO社に入社以来30年、こちらの会社にお世話になってきました。一生懸命つとめさせていただきました。このたび皆さんとミーティングをする機会があり、様々なお話をお伺いし、私なりに思うところがありました。今までの私は、どちらかと言うと事無かれ主義というか、自分で出来る事、与えられた事を一生懸命に行って来ました。また世の中もそうだったと思うのですが。最終的には頑張れば何とかなると思っていました。しかし、現代は私には耳慣れない様々な言葉等があふれています、SNSであるとか、ビジネスのやり方事態も変わってきたように感じます。皆さんはいかがでしょうか?(意を決した面持ちで)ミーティングを重ねる中で、我々には話し合う風土を持たずに来てしまったツケがまわってきたと思います。他の会社の事は知りませんが、少なくとも我々はそうなのではないでしょうか?論文を提出すると聞いた時にネガティブな雰囲気が社内から感じられましたが、我々管理職がそんな事をしている場合ではないのではないでしょうか?会社の為とか、社長の為とかと言う上っ面の言葉では無く、それこそ自分の為に、自分の将来の為に、自分自身で変わらなければいけないのでは、その変化を受け入れられなければならないと思っています。幸い私を雇っていただける会社はO社しかございません(笑)私も定年まであとわずかかもしれませんが、もう一度若い自分に少しでも戻り、皆さんとともに新しい会社作りに貢献したいと思っています(社長の方を向き)社長よろしくお願いいたします(頭を下げる)」
会場はシーンと静まりかえっていました。
(次回に続く)
「リーダーシップ研修」、「未来を創るワークショップ研修」等、各企業の課題に合わせた研修をご提案差し上げます。
経営の根幹は「人」です。働く人次第で成果が変わります。自分事で働く社員を増やし、価値観を同じくし働く事で働きがいも増します。
彩りプロジェクトでは、製造メーカー、商社、小売業者、社会福祉法人、NPO法人等での研修実績があります。
研修と一言と言っても、こちらの考え方を一方的に押し付ける事はしません。実感いただき、改善課題を各自が見つけられる様な研修をカスタマイズしご提案しているのが、彩りプロジェクトの特徴です。
保育園・幼稚園へご提供している研修【私の保育園】【私の幼稚園】は大変ご好評をいただいています。
また、貴社に伺って行う研修を35,000円(2h)からご用意しておりますので、お気軽にお問い合わせ下さい。
メール info@irodori-pro.jp
成長クリエイター 彩りプロジェクト 波田野 英嗣
現在、経済産業省では「経営改善計画策定支援事業」を行っており、経営改善計画書を策定する際の費用の2/3補助があり、上限は200万円です。
この補助金を利用するには、経営革新等認定支援機関の支援が必要です。
彩りプロジェクトは認定支援機関です(関財金1第492号)
経営革新等支援機関とは、「経営改善、事業計画を策定したい」「自社の財務内容や経営状況の分析を行いたい」「取引先、販路を増やしたい」「返済猶予、銀行交渉のことを知りたい」
「事業承継に関して、代表者の個人補償をどうにかしたいんだけど・・・」
というお悩みを始め、中小企業経営者を支援するために国が認定した公的な支援機関の事です。
お気軽にご相談下さい。
当、彩りプロジェクトでは30分無料相談を実施しています。
どのような支援が受けられるのかだけでも、一度お聞きになって下さい。
HPの申込フォームから(こちらから)どうぞ。
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(前回に続く)
太田課長に社長の想いをお伝えしている時に、やはり私が感じていた、最大の成果をあげる為の想いの共有がまだ出来ていない会社という事を再認識いたしました。
そもそも太田課長は私に相談するのでは無く、社長にお伺いをたてれば話は早いですし、私から話を聞くよりも想いは伝わると思います。
しかし、外部の人間がいるとこういった現象は起こります。
今まで恐れ多くて社長に聞けなかった事を、外部の人間という一種の安心感から聞けるという状況を生み出す事ができます。
コンサルタントの存在意義はこういったところにもあるものです。
さて、社長の想いがわかった太田課長は部屋を後にしました。
その表情からは何か吹っ切れたような感じがしました。
その後、他の課長や係長クラスの方と頻繁に飲みに行ったり、色々な社内の人の話を聞いてまわったりと、社長の想いのわかった彼らは独自に動き始めました。
その結果、期日までに論文は全て集まりました。
山本さんの提案で発表スタイルになった事も幸わいしたようです。
コミットがより高まった証拠です。
社長は喜びました。
少なからず管理職の方々の意識が変わった事を感じたようです。
しかし、その内容はレベル感がまちまちでした。
アマゾンのレビューをそのまま転用したような論文、論文の体をなしていないものなど、管理職としてのレベルを問う以前のものもありました。
そんな中、やはり山本さんの論文は想いのこもった、それでいてしっかりと前を向いて、彼なりの論拠を示し、まとめられた内容となっていました。
そしてそれらを読み終えた山本さんは論文用紙を置き、こう続けました。
「このたび、このような発表スタイルを提案させていただいたのには、意味があります。少しお時間をいただけますでしょうか?(社長がうなずく)私はO社に入社以来30年、こちらの会社にお世話になってきました。一生懸命つとめさせていただきました。このたび皆さんとミーティングをする機会があり、様々なお話をお伺いし、私なりに思うところがありました。今までの私は、どちらかと言うと事無かれ主義というか、自分で出来る事、与えられた事を一生懸命に行って来ました。また世の中もそうだったと思うのですが。最終的には頑張れば何とかなると思っていました。しかし、現代は私には耳慣れない様々な言葉等があふれています、SNSであるとか、ビジネスのやり方事態も変わってきたように感じます。皆さんはいかがでしょうか?(意を決した面持ちで)ミーティングを重ねる中で、我々には話し合う風土を持たずに来てしまったツケがまわってきたと思います。他の会社の事は知りませんが、少なくとも我々はそうなのではないでしょうか?論文を提出すると聞いた時にネガティブな雰囲気が社内から感じられましたが、我々管理職がそんな事をしている場合ではないのではないでしょうか?会社の為とか、社長の為とかと言う上っ面の言葉では無く、それこそ自分の為に、自分の将来の為に、自分自身で変わらなければいけないのでは、その変化を受け入れられなければならないと思っています。幸い私を雇っていただける会社はO社しかございません(笑)私も定年まであとわずかかもしれませんが、もう一度若い自分に少しでも戻り、皆さんとともに新しい会社作りに貢献したいと思っています(社長の方を向き)社長よろしくお願いいたします(頭を下げる)」
会場はシーンと静まりかえっていました。
(次回に続く)
「リーダーシップ研修」、「未来を創るワークショップ研修」等、各企業の課題に合わせた研修をご提案差し上げます。
経営の根幹は「人」です。働く人次第で成果が変わります。自分事で働く社員を増やし、価値観を同じくし働く事で働きがいも増します。
彩りプロジェクトでは、製造メーカー、商社、小売業者、社会福祉法人、NPO法人等での研修実績があります。
研修と一言と言っても、こちらの考え方を一方的に押し付ける事はしません。実感いただき、改善課題を各自が見つけられる様な研修をカスタマイズしご提案しているのが、彩りプロジェクトの特徴です。
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成長クリエイター 彩りプロジェクト 波田野 英嗣
現在、経済産業省では「経営改善計画策定支援事業」を行っており、経営改善計画書を策定する際の費用の2/3補助があり、上限は200万円です。
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