ここの展示は3つの展示方法によって古代から現代までの西洋美術の変遷がわかるように展示されているという。
その方法は環境展示と系統展示、テーマー展示に分けられて展示されています。その最初の環境展示の素晴らしいところから。
(環境展示)
1、鳥占い師の墓
2、秘儀の間
3、貝殻のヴィーナス
4、聖テオドール聖堂
5、聖マルタン聖堂
6、聖ニコラオスオルファノス聖堂
7、スクロヴェーニ礼拝堂
8、システィーナ・ホール
9、エル・グレコの部屋
10、ゴヤの家
11、モネの大睡蓮
まず入口の正面の長いエスカレーターを登って降りたところの目の前に
ミケランジェロの「システィ-ナ礼拝堂」天井画と壁画に圧倒されます。
これだけの大きな礼拝堂全体に描かれた、フレスコ画、これは教皇ユリウス2世が、ヴァティカン宮を大規模にルネサンス化するために、ミケランジェロに命じたもので、
1000平方メートルのスペースに300人近い人体がひしめく大壁画を彼はほとんど助手も使わずに独力で完成させたという、素晴らしいものです。
続いてエル・グレコの作品、「大祭壇衝立復元を原寸大で作ったものやオルガス伯爵の埋葬や聖マウリティウスの殉教などが展示されています。
オルガス伯爵の埋葬
聖マウリティウスの殉教