石坂ファームハウスの『都会の田舎をおすそ分け』

多摩丘陵の自然豊かな里山から、その恵みを大切にした農家の暮らしをお伝えします

スイスからのお客様

2019年04月26日 | 農業視察
スイスのジュネーブを拠点とする女性の社会的役割の向上を目指すボランティア団体。女性エンジニアが中心となっているLYVAのメンバーが農園に体験・視察に訪れました。スイスは20年ほど前に私が農業研修生で1年ほど生活していた場所です。スイスの研修時代があったからこそ今の自分の礎になっていると思っています。スイスの研修時代のことを思い出すきっかけともなりました・・・。

体験型の都市近郊農家はスイスにはほとんどないそうです。我が家のような規模が小さく少量多品目栽培しているからこそできることなのです。スイスの大規模、複合農業は合理的でした。研修先は14ヘクタールのリンゴ畑、西ヨーロッパからの季節労働者を雇う農繁期、2カ月ほどで出荷する1万数千羽の養鶏。周辺の農地は管理され整い、牧草地はスイスの景観を形成し、国も国民も農家の作る「農の景観」を大事なものと位置づけていました。帰国してから日本のパッチワークのような点在する農地を大変残念に感じました。我が家もパッチワークの一部ですが、小規模ながらにこの景観が維持できればと願っています。そして体験を受け入れることが、農のある景観を残したい・残って欲しいと思ってくれる人を増やすことだと思っています。

LYVAの皆さまには、こいのぼり・五月人形・たけのこ堀り・桜湯・お餅つき・おかき・・・もち米・うるち米・里芋・ラッカセイ・のらぼう等我が家の食材をふんだんに使って我が家なりの日本の文化・伝統交流をしました。
タケノコ堀り・お餅つきは撮影タイム。おかきやのらぼうの胡麻和えは大変好評でした。ブルーベリーも大粒・甘いと追加を出すほど人気でした。
農園のスタッフとも翻訳アプリを使って交流。短い時間でしたが、楽しい時間を過ごしていただけたようでした。
またスイスに行きたいっ!といただいたチョコレートを食べながら思いました。


~『トウモロコシと枝豆種まき体験』ご参加の方~
明日の体験は雨が上がりそうな予報なので決行予定です。ジャム作りと種まきが畑の様子によって前後するかもしれません。
お待ちしおてります。




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