石坂ファームハウスの『都会の田舎をおすそ分け』

多摩丘陵の自然豊かな里山から、その恵みを大切にした農家の暮らしをお伝えします

JA越後ながおかの農家の皆様

2018年12月10日 | 農業視察
先日、新潟のお米農家の方々が我が家に視察に訪れました。数十ヘクタールという規模のお米農家の方々です。我が家の猫の額ほどの小さな田んぼに驚かれたかも(笑)

消費者と生産者の距離が近く、食農教育というかたちでお米が出来るまでを体験を通して教えることは大規模農家には出来ない事。わらは脱穀と同時に粉砕、なのでわら細工もみなさんほとんど未経験。またすり鉢でもみすりを体験させお米が白米に変わるまでを分かりやすく体験できるコーナーを紹介すると「なるほど、へえー」と感心されていました。皆さんはお米つくりのプロの方々です。美味しく品質の良いお米を育てることが専門です。でも消費者の方々に伝えたくても大規模農家にはそのような時間もないのが現状です。

私は都市農業は日本の農業を知ってもらう小さな入口の役目を持っていると感じています。同じ農業を担っていても規模の小さな都市農業は生産性が上がりません。だからこそ、農業の分業で身近に気軽に農業を理解してもらうためにもあえて我が家は農家らしく古き良きを保っていけたらと思いました。スマート農業もITに頼るのも人手の削減や効率・生産性につながります。でも、天候や伝統、その家独自の農法などを行う伝承農業が無くなることになります。時代を逆行する農家があってもいいのかも・・・。かまどや古井戸を復活して設置したことも、昔の農家らしさを追及し便利過ぎるこの時代にあえて不便なものには停電も無関係で生き抜く事ができるアイテムでもあると認識してもらえる機会になればと。

今回のように地域の違う農家仲間のお話は私たちにも色々な情報を与える機会になります。里芋も貯蔵法や、畦に適した草刈りしやすい草、かりんの事、用水にいる小さな魚(今まで気が付かなかったのですがオイカワ?がいるとのご指摘)・・・。こちらもまだまだ色々なお話聞かせていただきたかったです!久々に、「日本の農業・頑張っていこう!」と思いました。

※15日のお米つくり講座の詳細は12月上旬のブログに掲載、ご覧ください。
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