久しぶりの倉敷アブレイズのV3レギュラーラウンド。今日と明日は北海道でのゲームです。アルテミス北海道との対戦は完全アウェーの環境下での試合となりました。
ここまでリーグ戦は負け知らずで来ていますが、試合ごとに見ると完全に試合を支配しての勝利ではありません。どこかしら危うさを感じながらの試合が続いているので、同じ相手と対戦することの多いV3リーグは一つ間違うと結果が正反対になってしまう恐れがあるので慎重な試合運びが望まれます。
今後、V2⇒V1へと駆け上っていくのであれば尚更必要なことと思います。
この試合のアブレイズのベンチ入りメンバーです。
基本的に大きく変わることはなく、入れ替わる選手も1人程度にとどまっています。
これは固定されたメンバーで戦うことによってコンビの熟成度が上がるメリットがあるのですが、選手層が根本的に薄いことによるものでもあるので、主力メンバーに故障者が出たような場合にどう対処するかというのが大きな課題になって来ます。
チームができて時間が経っていない現状では、その課題にある程度目をつぶってでも実績を積み上げる必要があるとは思いますが。
試合結果です。
🏐第2セットのデュースの応酬を制していれば逆の結果になったかも知れませんが、ゲームを通して良いところのない完敗でした。これから上を目指すなら、こういった試合をひっくり返せるだけの底力は絶対に必要です。つまり、現代のスポーツ現場では死語となってしまった「根性」「忍耐」という昭和の化石と呼ばれてもいいので精神論が必要でしょう。勝負を最終的に左右するのは「気持ち」ですから。
合理的で効率的なトレーニングと日々の練習では中々積み上げられないものが多くあります。上手く行っている時ならそれもよしですが、窮地に陥ったときに跳ね返せる火事場の馬鹿力は鍛錬していなければ出現しません。トレーニングではなく鍛錬、練習ではなく稽古。日本的など根性はそうして培われてきた伝統でもあるのですが、我々が学生時代にやっていた部活の練習風景は現代ではすべてがパワハラになってしまいます。「血を吐くような極限の努力」によって作り上げられた「東洋の魔女」、近代的なトレーニングのように見えた練習風景が実は極限の特訓の上に成り立っていた「ミュンヘンへの道」。バレーボールは様々な競技の中でもスポ根要素の極度に強いのです。あまり近代的に流れ過ぎるとチーム力が上がりません。非常にデリケートな問題ですからオフレコでお願いします(苦笑)
アブレイズのセットごとのスタートローテーションです。
謎の「S-5」「S-3」スタートですが、勝っていれば問題視されないでしょう。勝てなくなった時にどのように改善するかは、今後の注目点の一つですね。
明日も北ガスアリーナ札幌46で試合があります。対戦相手はカノアラウレアーズ福岡です。初黒星後の試合がどうなるかは非常に重要です。勝てばリズムを取り戻せるでしょう。
勝つしかありませんね。
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