5月12日(日)に初日を迎える大相撲五月場所。大変遅くなりましたが、番付を確認します。
新入幕の尊富士が幕内優勝した先場所を受けて、役力士たちはどのように奮起するのか?
尊富士は令和4年の十一月場所の序ノ口優勝から7場所で関取となり、新十両の場所を13勝2敗で制すと1場所で十両を通過して新入幕。新入幕場所も優勝で飾って、今場所は前頭6枚目に番付を上げました。
尊富士と優勝を争った大の里は世間を騒がせてますね。以前なら誰も問題視しないことでしたが、今の世の中では小さなコンプライアンス違反でも命取りになります。今場所は新小結ですから、世間の目が更に厳しくなるでしょう。そういう小さい意見に必要以上に敏感に反応する小心者の協会幹部たちにも問題はありますが、まあ法律違反にならないように気を付けてください。
通例では先場所の優勝力士が載る筈の場所告知が何で? そういう疑問は少なくないでしょうが、尊富士が五月場所の球場を発表しているので仕方ないでしょう。ちなみに、返り小結の朝乃山も初日から休場します。
タイミングとしては、祖父の琴櫻を継いだ今場所なので最適と考えたのでしょう。そして、早く祖父と同じ横綱を締めることへの願望もありそうです。今場所から、琴ノ若傑太から琴櫻将傑に改名して臨みます。
不安定な貴景勝、カド番の霧島など大関陣がしっかりしていない上に、毎場所横綱の出場が不安視される現状では、看板力士となってほしい一番手が琴櫻です。
では、五月場所の番付です。下記をクリックしてください。
西大司幸平は五月場所を三段目の西66枚目でむかえます。直近3場所では3勝4敗と1点の負け越しが続いています。ここらで、しっかり踏みとどまって反転攻勢のきっかけの場所にしてほしいものです。
今場所の活躍を祈ります。
関西の学生相撲出身者で関取第一号になったのが、関大出身というのは誇らしい記録です。
まあ、我々が在籍していた頃は相撲部は部員不足で、名門のレスリング部や柔道部から選手を借りて団体戦に出場するのがやっとという状況でした。
しかし、同時期に同じく部員不足で廃部が検討されていたアイススケート部が後にオリンピック選手を多数輩出することになったのですから、相撲部も今後はどうなるか分かりませんが。
今や関西の学生相撲と言えば圧倒的に近大が強いのですが、一匹狼で頑張る関学出身の宇良には個人的にも頑張ってほしいと思っています。彼が特別であって関学相撲部が強豪という訳ではないのですが、彼の活躍で関学が注目されるように、学生スポーツは色々な可能性を秘めていると感じられます。
先日、私は静岡に2泊3日で行ってまいりました。翠富士関の故郷、焼津市に一泊しましたが、一人呑みに入った店で「詐欺電話 焼津の街から 叩き出せ!」という市の防犯ポスターのイメージキャラクターが翠富士関でした。店の許可をとって撮影もしてきましたが、幕内の人気力士になった郷土出身力士は、やはりそういうところでもお声がかかるんだな~と思いました^^ その翠富士関は、明日の初日、いきなり錦木関との「私にとっての世紀の大一番」に挑みます。(まあ平幕同士の一番がなぜ・・かはおわかりかと (笑))錦木の圧力の勝利か、翠富士が潜って自分の体勢に持ち込んで翻弄するか、の二つに一つでしょう。というか、上位の取組より、その一番を明日の「自分の中のハイライト」と位置付けていることで、大相撲とはやはり地域性の濃い世界だな・・と感じます(笑)
ところで、まさにその心情にピッタリな「47都道府県大相撲力士」という本を図書館から借りて読んでいて知りましたが、豪栄道の前に大阪出身として幕内優勝した山錦という力士は、なんと関西大学(中退らしいですが)出身だとか‥ご存知でしたか?
関西の学生相撲というとやはり、近大や同志社、最近では関西学院から宇良が出たな、という印象でしたが、関大の山錦は恥ずかしながらしりませんでした!!