新型コロナウイルス感染症の影響で中止されたインターハイに関しては、高校野球ほど大きく取り扱われませんが、中止によって落胆している選手の数はこちらの方が多いのです。昨年にも何度か取り上げたように、今年のインターハイは当初、北関東での開催の予定でした。しかし、東京オリンピックの為に選手の移動手段や宿泊施設の大幅な不足、競技施設も足りないなどの問題が出て、開催が危ぶまれていました。
その為、今年のインターハイは全国に開催地を分散して開催にこぎつけた経緯があります。
※一部抜粋です。
更には、分散開催に伴う資金不足を補うために寄付金、支援金の募集、クラウドファンディングなどで呼びかけもされていました。
ここまで苦労して開催できるところまで持ってきた大会がコロナによってなくなってしまいました。関係者の皆さんの無念は高校野球を遥かに上回るかと思います。
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各地で中止された都道府県単位の高校総体の代替大会開催計画が進んでいます。佐賀県では、その代替大会が全国に先駆けて開幕したそうです。
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佐賀県高校総体の代替大会が開幕 全国に先駆け、剣道など9競技
https://news.yahoo.co.jp/articles/06f9e575e1c26675994a2acdfa1e77472acaed22
※以下、引用です。
新型コロナの影響で中止された佐賀県の高校総合体育大会の代替大会が13日、剣道など9競技が行われて開幕した。複数競技が同時開催される県レベルの代替大会としては、全国に先駆けての開催となった。
総合開閉会式は行わず、8月2日までの主に週末に31競技が実施される。合同で開催する全国高校野球選手権の佐賀大会の代替大会は、7月11日から始まる。
佐賀県みやき町で行われた剣道は、男女とも団体のみを実施。無観客での試合は県のホームページで動画が生配信された。女子団体を制した三養基高の古川寛華主将は「仲間と試合ができる環境ができて感謝の気持ちでいっぱい」と話した。
岡山県では、35競技の内の20競技が代替大会の実施を進めています。7競技は感染防止対策の難しさなどから断念する方針を示しているようですが、既存大会を代替大会とする競技も含めると、多くの代替大会が開催される見通しです。
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県高校総体、20競技が代替大会 本紙取材 陸上など開催意向
https://www.sanyonews.jp/article/1020440?rct=etc_sports
※以下、引用です。
新型コロナウイルスの影響で中止となった岡山県高校総体(県高体連主催)の代替大会について、全35競技のうち20競技が開催する意向であることが10日、山陽新聞社の各競技専門部への取材で分かった。一方、7競技は感染防止対策の難しさなどから断念する方針を示しているほか、既存の大会で代用する競技もある。
代替大会の会期は7月4日~8月16日。現時点で陸上、サッカー、ソフトボール、重量挙げなどが開催を目指している。このうちバレーボールは備前、備中、美作の3支部ごとに分かれた大会を想定。剣道は飛沫拡散を防ぐため、手拭いなどで口を覆う対策を検討し、ボートは経験者の2、3年生のみに出場を絞る。
実施理由としては「部活動の集大成として区切りを付ける場が必要」(ハンドボール)「3年生にとっては進路の材料にもなる」(バドミントン)といった声が聞かれた。
開催を見送るのは水泳、ラグビー、フェンシングなどで、柔道は「(競技特性から)密接状態が避けられず、どんな対策をしても感染症を完全に防ぐことはできない」と説明。県内では6月に部活動を再開した学校が多く、アーチェリーは「準備期間が足りず、けがのリスクがある。進学などを控えた3年生のモチベーション維持が難しい」と、各校に引退試合などを要請するという。
セーリング、ボウリングなど5競技は、既存の公式戦を“代替大会”として扱う。体操は中学生以下を対象とした10月の岡山カップジュニアに高校生の出場も認める方向で調整し、空手は3年生が出場できる9月の県高校秋季選手権を充てる予定。
卓球と少林寺拳法については開催可否の判断を保留している。
■岡山県高体連の代替大会開催指針
岡山県高体連がまとめた代替大会の開催指針によると、大会が実施できるのは7月4日~8月16日の土日祝日と県立高校の夏休み期間(8月8~16日)に限り、他の平日は認めない。無観客を原則とし、「3密」回避のため、1校当たりの参加人数を制限することも求めている。
県高体連は今月10日を期限に各競技専門部の意向を調査。開催を希望する専門部には30日までに大会要項と感染対策を記したガイドラインの提出を要請しており、これらを基に実施の可否を最終判断する。
競技特性やそれぞれの事情がありますから、全部やれとは言えません。やらせてあげたい気持ちは十分あるのでしょうが、やむなく断念するのは辛いですね。
今年は国体もなくなっています。選手が練習の成果を示す舞台がどんどん少なくなってきたことは残念でなりませんが、何とか少しでも発散できる場を提供してあげてほしいものです。
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できるだけ話題を拾っていきたいものですね。
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