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石破茂氏 二階幹事長と「横浜市長選」で急接近…禁断の “悪魔合体” で「第100代首相」へ

2021年09月08日 11時30分29秒 | 政治のこと

多くのマスコミが、この男の言葉を待っていた。 

 自民党の臨時役員会を終えた後、野田聖子幹事長代行(61)らを従えて、ぶら下がり取材の場に現われたのは二階俊博幹事長(82)だ。“カンペ” を右手に持っている。

 【画像あり】9月3日、霞が関の議員会館で取材に応じた石破氏。本棚には、石破氏が尊敬している歴代首相の写真が並んでいる 

 そこには、菅義偉首相(72)の「不出馬表明」への想定問答として、こう記されていた。 

〈【問】事前に幹事長にご相談は――  【答】私も直前に聞いたところ〉

  本当にそのとおりだろうか。すべては絶大な力を持つこの男の手のひらの上で、動いているとしか思えない――。  

9月3日に菅首相は突如、次期総裁選への不出馬を明らかにした。つまりは首相の座を自ら退くということだ。総裁選は完全な “白紙” に戻った。  

いち早く出馬意欲を示していた高市早苗前総務相(60)の陣営は、慌ただしく動いた。

 「有力候補が続々と出馬するとなれば、手のひらを返す人も出て、20人の推薦人は集まらないと恐れていた。だが、安倍晋三前首相(66)からの支援を取りつけられそうだ。“神風” が吹いた」(高市氏に近い関係者)

  政治ジャーナリスト・角谷浩一氏はこう展望する。 

「大乱戦です。これからワイワイと候補が出てくるでしょう。しいて言えば、岸田文雄前政調会長(64)が軸ですね」 

 自身の派閥「岸田派」を持つ岸田氏。だが、そんな岸田氏の優勢に待ったをかけるのが、二階幹事長だという。

 「二階さんと岸田さんの関係は最悪だよね。昨年も当時政調会長だった岸田さんが取りまとめた給付金案を、二階さんが公明党も動かして『国民一律10万円給付』に転換させた」(自民党中堅議員)  

岸田氏も「党役員は1期1年、連続3期まで」と発言し、在任5年超の二階幹事長を暗に批判した。だが、盾突かれた二階幹事長も黙ってはいない。自民党関係者は語る。

「今回の菅総理の不出馬を受けて、二階派は一からまとまって石破茂元幹事長(64)を担ぐことになるようです」 

 現在、総裁選には河野太郎ワクチン担当相(58)も出馬意欲を表明し、推薦人の確保が確実視されている。

「二階氏は『岸田・石破・河野・高市』の接戦で、まずは岸田氏潰しを目論んでいる」と前出・自民党関係者は話す。

 「石破氏が総裁になれば言うことはない。もし、石破氏が最初の投票で3位以下になったとしても、岸田氏が残った決選投票では、二階派と石破派を動かして二階氏がキャスティングボートを握ることができます」  

2020年9月の総裁選で石破氏は、菅首相と岸田氏に敗れ、3位に沈んだ。世論調査では圧倒的な人気を誇るが、石破氏自身も「安倍総理の責任に言及し、(2009年の麻生太郎政権では)麻生総理に進退を問い、一身に恨みを買うようなこともしてきた」(「サンデー毎日」2020年9月13日号)と自覚するほどの “政界の嫌われ者” ぶりが敗因だった。 

 その彼が、いま自民党支持者からすら “諸悪の根源” と罵声を浴びせられる “嫌われ者” の二階幹事長と組むのか。 

1983年に初当選した二階さんは、当時田中派の職員だった石破さんの面倒を見ていた。それくらい古いつき合いなんです。石破さんは3カ月に一度ほどのペースで二階さんと会食をし、関係を保っていた。

  今回の総裁選でも二階さんの側近・林幹雄幹事長代理(74)を通じ、『いまは手を挙げるな。もう少し様子を見て、ギリギリまで待て』とアドバイスをもらい、二階さんと意思を共有しているんです」(自民党担当記者)

  今年8月には二階幹事長の心に “石破支持” を決めさせた出来事もあったという。 「小此木八郎氏(56)が敗れた、菅総理の地元・横浜市長選で、石破氏は8月17日、21日と2日も応援演説に出向いたんです。これが二階氏の中で『石破は横浜市長選で人一倍、汗をかいた』という高評価なんです。そして、演説の聴衆の集まり具合を見て、“石破人気” を再認識しました」(政治部デスク)

  衆議院議員任期満了まで約1カ月半。二階派関係者は「おそらく二階さんは政界引退する。三男に議席を継がせようと動くだろうが、本人はもう疲れたのではないか」と話す。  

だから今回、「総裁選で誰を担ぐのか」は二階幹事長個人としても重要事項だった。前出の自民党関係者はこう話す。 「今後の自民党が細田派、麻生派の主導になると二階派(志帥会)は潰されるでしょう。もし二階氏が引退後も党内に影響力を残そうと思ったら、派閥を託せる人物が必要になる。二階派を石破氏に禅譲するのでは、なんて声まで党内では出ていますよ」  “勝ち馬” の探り合いも、石破氏の追い風となりそうだ。 


菅総理は河野氏を支持する意向です。しかし、退陣を表明してもなお、世論から猛批判を浴びている菅総理が『後継指名した』となれば、河野氏に流れる議員票は減るでしょう。状況は石破氏有利に傾いていますね」(自民党若手議員) 

 強烈なもの同士を組み合わせる “禁断の一手” をネットスラングで「悪魔合体」という。第100代首相を決める総裁選を前に、“永遠の有力首相候補”は最大のチャンスを迎えている――。 (週刊FLASH 2021年9月21日号)


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コロナ感染者減少傾向も専門家は警鐘「人流減っておらず実態反映していない可能性

2021年09月08日 11時01分13秒 | 感染症のこと 新型コロナウイルス

6日は東京都で、感染者数が1カ月半ぶりに1,000人を下回るなど、全国的に減少傾向が見られる。 しかし専門家は、この状況に「安心するのは早い」と警鐘を鳴らしている。


9/7/2021

 FNNがまとめた全国の感染者数を見ると、8月20日に2万5,800人を超えたが、その後徐々に減少し、6日は1万人を下回った。 お盆や夏休みが終わり、社会活動が再開したが、感染者数が減っていることに対して、実態が反映された数字なのか、専門家からは疑問の声も上がっている。

 国際医療福祉大学・松本哲哉主任教授「人流そのものが変わっていないのに、感染者数だけが減るのは矛盾していますので、実態を反映している数なのかどうか」 そのため松本教授は、安心できるような状況ではないと指摘する。

国際医療福祉大学・松本主任教授「(ワクチンを)打ちたくても打てない人が、まだまだたくさんいるわけです。20~50代の人たちですよね。広く接種率を高めることが今後の鍵」 また政府も、引き続き、医療の逼迫(ひっぱく)は解消されていないなどとして、首都圏を中心に緊急事態宣言を延長する方向で検討している。

 国際医療福祉大学・松本主任教授「(東京都の感染者数について)政府が示す500人というのは、それでも高い。100人、200人レベルぐらいまで減れば、確実に医療提供体制を改善する方向に向かうだろう」


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小室圭さん、米大手事務所から断られていた 弁護士が語る“厳しい現実”

2021年09月08日 08時45分18秒 | 皇室のこと
【独自】小室圭さん、米大手事務所から断られていた 弁護士が語る“厳しい現実”〈週刊朝日〉


小室圭さんの実力では無理だと思います」 


 こう話すのは、全米で「トップ100」と呼ばれる大手弁護士事務所(ビッグロー)のパートナー弁護士のA氏。専門は、海外企業同士のM&Aなど。米国を拠点に世界を飛び回り、収入も桁違い。この姿こそ、小室さんが思い描く将来でもあるようだ。 

 昨年の秋ごろ、A氏の事務所に、働かせてほしい、と小室さんの「経歴書」のようなレジュメが別の弁護士を通じて届いたという。小室さんは、ニューヨークなど大都市での弁護士の仕事を探しており、ビッグローか、その下の規模のミッドローでM&Aなどをやりたいという。


  A氏がそのレジュメを見て思ったのが、冒頭の言葉だ。

なかでも、A氏が首をかしげたのがニューヨークのフォーダム大ロースクール(法科大学院)への留学の部分だ。

疑問なのは、彼がLLM(法学修士)のコースに入ったことです。しかも1年学んだ後に、JD(法務博士)コースに編入している。大きな事務所を目指してて、こんな動き方をするなんて聞いたことがない

  LLMとJDというのは、ロースクールでのコース名だ。米国の大学には法学部がなく、弁護士を目指す人は、大学卒業後にJDに入る。ここで3年間学び、事務所に入るのが一般的なパターンだという。 

 一方、LLMは、法律の資格を持つ外国人留学生が多いといい、「表現として正しいかわかりませんが、キャリアに“箔(はく)をつける”ようなイメージです」。 

 A氏によると、米国で弁護士となるのに重要なのはJDでの1年目だ。

 「米国での就職活動は、2年生の終わりの夏休みで終わります。事務所のサマープログラム(インターン)で働き、その後よほどのことがない限り、その事務所からオファーを受けて就職します。どの事務所のプログラムに入れるかは、1年時の成績で決まります。だから学生の競争も壮絶です。本を隠すなどの足の引っ張り合いもあります。小室さんはその1年をLLMに入っています」
 ビッグローのインターンの募集は、ハーバードやエール、コロンビアといった有名大学で公募し、最初の書類選考で成績優秀者に絞り、次の面接で決まる。A氏が言う。 

「採用された学生には、1年目から19万数千ドル(2千万円以上)の給与が支払われます。それも5年くらいは半人前で、彼らから利益は出ません。それでも欲しい人材ということなんです。だから相当厳選します。原則でいえば、ビッグローはインターン以外の方法では採用しないです」 

 チャンスをつかめる学生は、ほんの一握りだ。小室さんは、そもそもLLMに入った時点で、希望するビッグローへの道は閉ざされたといっていい。なぜLLMに入ったのだろうか? 

A氏が話す。

 「こう言っては何ですが、彼の経歴に目を見張るモノはありません。あるとすれば眞子さまのフィアンセという一点。それでも奨学金を取得できたり、JDへ編入したり、弁護士が出てきて仕事を探したり。知恵をつけている人がいるんでしょう」 

 では、ビッグローは無理でも、M&Aは他でもできるのだろうか? 「米国には約43万の事務所がありますが、M&Aの70%超は『トップ100』が扱っています。小室さんが弁護士として働くにはM&Aにこだわらないことですね。移民法の弁護士などは圧倒的に多い。日本人も多いです。もうからないので人気はないのですが」  

そして、こう続けた。

 「詳しいことは申し上げられませんが、彼の『経歴書』を見る限り、とても“権威”が好きなんだと思います。M&Aも彼からすれば格好良く見えるんでしょうけど、実際は相当厳しい世界です。

パートナー弁護士になるのは10年後くらい。それまで生き残っているのはわずかです。彼がそもそも弁護士という職業に向いているのか……。野心家だと思うので、ベンチャーのような起業家とかが向いているような気がします」 (本誌・矢崎慶一) 

※週刊朝日  2021年9月17日号に加筆






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河野-石破、2人の異端児「薩長同盟」…日本の派閥政治に亀裂入れるか

2021年09月08日 08時15分18秒 | 政治のこと

日本経済新聞など日本メディアは7日、「石破茂元自民党幹事長が、自民党総裁選出馬を留保する代わりに、河野太郎行政改革担当相を支持する方針を固めたものと見られる」と報じた。




そうなった場合、次期総裁を決める今回の選挙は、すでに出馬を表明した岸田文雄元外相と河野行革担当相、そして安倍晋三元首相が支持を表明した高市早苗前総務相が加勢した2強1中の構図で展開する見通しだ。 



 特に、今回の選挙で注目を集めるのは非主流勢力の河野氏と石破氏が協力し、9年ほど日本政界を牛耳った「2A(安部氏・麻生氏)」体制、さらには1955年の結成以来、66年続いた自民党の派閥体制を崩すことができるかだ。


これは、厳格な身分制社会だった江戸幕府を打破するために、過去にライバルだった長州(現・山口県)と薩摩(現・鹿児島県)が手を取り合って「明治維新」を起こし、近代化を遂げたことに喩えられる。 河野氏と石破氏は、それぞれ長州と薩長、そして同盟を仲介した坂本龍馬の役割は、河野氏と石橋氏の仲裁役を自任している小泉進次郎(小泉元首相の息子)環境相が務めている。一部では、自分自身を退陣に追い込んだ2Aに対して恨みを持った菅義偉首相を坂本龍馬に喩える場合もある。


 「次期総裁にふさわしい政治家」を問う共同通信(4~5日実施)の世論調査の結果は、河野氏(31.9%)、石破氏(26.6%)、岸田氏(18.8%)の順だった。


野氏に大きく引けをとらない2位にも関わらず、石破氏が不出馬を選んだのには2つの理由がある。


まず、17人の石橋派内部で分裂が起き、一部の議員が河野氏の支持を宣言したためだ。

第二に、すでに4度も自民党総裁で落選した状況で、「今回まで落ちれば、もはや首相になる可能性が消える」という独自の判断からだ。石破氏の強みだった地方・党員票さえ河野氏に遅れを取っている状況では、「一旦、河野氏の手を取り、政局運営の中心に飛び込んだ後、次の機会を狙おう」という現実的な決断をすることになったというものだ。


 石破氏は麻生政権、安倍第2期政権で同じ党でありながら、積極的に内部批判をためらわなかった人物。そのため、大衆的な人気は高かったが、自民党内部、特に本流の2Aにとっては目の敵のような存在だった。

「オタク」「変人」とも呼ばれた。 

石破氏の支持を得た河野氏も石破氏に劣らない「変人」と呼ばれる。年齢とともに多少和らいだものの、予測不能の言動は、河野氏に常に付いて回った。派閥内部でも「河野氏は別棟にお住まいの方」という嘲笑が出た。

猪突的なスタイルで「ワンマンショーにのみ長けている」という批判があるが、「低迷する日本に活気を吹き込むためには、今は河野氏のような特異な人物が必要」という擁護論も相当だ。

流暢に英語を駆使する数少ない政治家でもある。 河野氏-石橋氏の「薩長同盟」を何とか防がなければならない2Aの立場は困惑している。 日本メディアは「安倍氏は一旦、高市氏を推すが、単独過半数なしに河野氏-岸田氏の決選投票に行くものと見て、最終的には岸田を支持するだろう」と見込んでいる。

高市氏の支持を表明したのは、岸田元外相がメディアに出て、「安倍スキャンダル」に対する徹底した追及が必要だという趣旨の回答をしたことに対する一時的憤怒と牽制のためであって、結局は河野氏の当選を阻止するために岸田氏と妥協点を見出そうとするという分析だ。

河野行革相が自身の派閥所属であるにも関わらず、支持を敬遠する麻生副首相も結局、安倍氏と岸田氏のサポートに出るという分析が支配的だ。

 結局、今回の選挙は、若手が主導する河野氏-石破氏の「薩長同盟」対、安部氏-麻生氏に象徴される既得権重鎮の「江戸幕府守り」の戦いになる見通しだ。 共同通信の後藤謙次元編集局長はテレビ朝日に「派閥単位の総裁選から、個人の議員の判断による総裁選に移行する。自民党ががらっと変わる選挙になる」と述べた。



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田原総一朗「菅首相退任へ 急転直下の決断は党役員人事難航が原因だ」〈週刊朝日〉

2021年09月08日 07時31分51秒 | 政治のこと
田原総一朗「菅首相退任へ 急転直下の決断は党役員人事難航が原因だ」〈週刊朝日〉


菅義偉首相が総裁選への立候補を取りやめた背景には何があったのか。ジャーナリストの田原総一朗氏が解説する。 


*  *  *  
9月3日に菅義偉首相が総裁選への出馬断念を表明し、自民党内はバタバタだ。

  当初、自民党幹部たちの間では、自民党の総裁選か、衆院選か、そのいずれを先にやるかが大問題となっていた。 

 だが、現在の日本の大問題は、新型コロナウイルスの感染拡大をいかにして抑え込むか、ということで、自民党の幹部たちがエネルギーと神経を集中させている事柄は、私たち国民にはさっぱり理解できない。

  もっとも、自民党の中堅以下の国会議員たちを取材すると、彼らの多くが、今秋にある衆院選で当選できないのではないか、と深刻に受け止めているのである。  

全国のどの選挙区でも菅首相の評判が極めて悪いからである。だから彼らは、自分たちが当選するためには、何としても菅首相に辞任してほしい、と強く求めていた。 

 実は、10日ばかり前までは、二階俊博自民党幹事長も、安倍晋三前首相も、麻生太郎財務相も、菅首相の続投でよいと考えていた。

  だが、安倍氏の派閥でも、麻生氏の派閥でも、議員たちが菅首相では自分たちは当選できない、と訴え始めた。安倍氏も麻生氏も困惑している。

  菅首相はもちろん、辞任せよという要求が数多くあることは百も承知していた。だが、菅首相は新型コロナ感染拡大の全責任は首相である自分にあると捉えていて、任期中はコロナ対策に専念したいとした。菅首相にしてみれば、首相の地位に執着しているわけではないのである。 

 だが、新型コロナ感染拡大を抑え込むため、任期満了までに菅首相に何ができるのか。 

 多くの自治体の首長たちから、たとえばロックダウンすべきだ、という話が出ている。 

 日本の医療体制は、平時の医療体制である。有事に対応しきれているのか。去年4月に、当時の安倍首相が緊急事態宣言を発出したとき、私は安倍首相に問うた。




日本以外の世界の国々では、緊急事態には厳しい罰則規定がある。罰金を取られるか、逮捕される危険性もある。だが、日本には罰則規定はない。なぜないのか」 

安倍首相は、「そんなことしたら政権がもちませんよ」と苦笑して言った。

  日本では、有事の医療体制に切り替えて、厳しい罰則規定を設けることに、野党もマスメディアも、そして国民の多くも反対なのである。だから、菅首相も日本ではロックダウンなどできないと表明している。 

 しかし、このまま衆院選に突入すれば、自民党が大きく議席数を減らす危険性があった。 

 何よりも、多くの国会議員が、自分たちが落選する恐れを強く感じている。そこで、安倍氏や麻生氏たちは、総裁選を先に行うべきだと求めているのだ。

  それに対して菅首相は、新型コロナ感染拡大を抑え込むのは自分の責任であり、感染拡大に積極的に取り組んでいることを示すために、内閣改造、党役員人事を行おうとしていた。

  急転直下の総裁選不出馬は、特に小泉進次郎氏に党幹事長職を断られるなど、党役員人事がうまく進まなかったことが原因のようだ。 

 総裁選、衆院選を経て、自民党がどう変化するか。注視したい。 


田原総一朗(たはら・そういちろう)/1934年生まれ。ジャーナリスト。東京12チャンネルを経て77年にフリーに。司会を務める「朝まで生テレビ!」は放送30年を超えた。『トランプ大統領で「戦後」は終わる』(角川新書)など著書多数 ※週刊朝日  2021年9月17日号





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