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【謝ったら負け】菅首相に吉村知事も…素直に謝れない人の心理

2021年09月10日 05時00分17秒 | 政治のこと
2020
他の方の距離は十分あったが、国民の誤解を招くという意味では真摯に反省している」 12月16日、こう話したのは菅義偉首相(72)だ。

菅首相は自民党・二階俊博幹事長(81)ら8名で会食。参加者から「野球の話や、秋田の話をした。仕事の話はしていない」など不要不急の会食だったことが明かされ、厳しい声が。

自民党・二階俊博幹事長ら8名で会食していた菅義偉首相 

《誤解じゃないでしょ。5人以上の会食は控えてくれって言われてる時に8人で会食してたのは事実なんだから》 

「誤解」という言葉の使い方はおかしい。こっち側が間違って解釈してるってこと?》 《誤解なんかしていない》 

また大阪の吉村洋文府知事(45)は8月、会見でうがい薬「イソジン」などを並べ「嘘みたいな本当の話で、嘘みたいな真面目な話をさせていただきたいと思います」と発言。ポビドンヨードのうがい薬が、新型コロナウイルスに効果があるとする研究結果を発表した。 

しかし、医療業界を中心に「エビデンスが不足している」などの指摘が集中。すると吉村知事は、Twitterで《誤解なきよう申し上げると、うがい薬でコロナ予防効果が見られるものではありません》と弁明した。しかし「誤解のしようがないのでは」と、こちらも言動が問題視された。

 さらにRADWIMPSの野田洋次郎氏(35)は7月、Twitterにこうつづった。 

《大谷翔平選手や藤井聡太棋士や芦田愛菜さんみたいなお化け遺伝子を持つ人たちの配偶者はもう国家プロジェクトとして国が専門家を集めて選定するべきなんじゃないかと思ってる。お父さんはそう思ってる》

 のちに「優生思想では」との指摘が相次いだが、野田氏は《#個人の見解です》《めちゃめちゃ真面目に返信してくださる人いますが冗談で言っています、あしからず》と投稿。

すると《「冗談」とつけたら何言ってもいいわけじゃない》との声がネットで上がっていた。 

「誤解だ、冗談だ」といって、素直に謝らない人たち。彼らは、なぜそのような言動に至るのだろうか。 

■「誤解という言葉は便利だ」 「素直に謝れないのは、保身に走ったり自尊心を守ったり、ということが考えられます。

謝罪は、過ちの責任を受け入れるということ。ですが誤解や冗談とすると、すべての責任を取る必要はなくなります。責任を取ることは、不利益をこうむることだと考えているのではないでしょうか」 こう話すのは、心理戦略コンサルタントの山本マサヤ氏だ。山本氏は菅首相や吉村知事のケースを挙げ、「誤解という言葉は便利だ」と話す。

 「誤解というと、“受け手と食い違った”とも聞こえます。『そうはいったけど、とらえ方次第では?』と投げかけることで、責任をぼやかすことができるのです。彼らは権力を持っていますから、保身のためにそうしたのでしょう。

現在はコロナ禍ということもあり、自身の発言の信頼性を揺るがすのはマズいとも考えたのではないでしょうか」 続けて山本氏は、「お化け遺伝子」ツイートを削除していない野田氏についてもこう言及した。 「

『冗談だ』というのは、自身を正当化することになります。いっぽうで『間違えた!』として削除すると自己批判につながり、自尊心を傷つけます。特に野田さんはアーティストですから、自らの投稿を消すことにより抵抗があるのではないでしょうか」 

、ある実験について話してくれた。 「謝ると自尊心が傷つくけれど、謝らないことで自尊心が満たされるという実験があります。謝ることで自分の価値が下がったように感じてしまう。

いっぽうで『世に屈しないぞ!』と謝らないのならば、『自分は立場が強い、または価値が高い』と感じることができるのです」 謝らないことで、地位や自尊心が保てる。これでは、謝らないほうが“自分のため”では?そう投げかけると、山本氏はこう応える。 

「言い訳をせずに謝るほうが、好感度が高まるという実験があります。たとえ骨折をしていても『骨が折れてるから手伝えない』というよりは、ひとまず『ごめん』と謝ってから『折れてるから手伝えないんだ』と返すほうがいい印象を与えられるというものです。 

また、素直に謝らない人は“謝ったら負け”と考えているのではないでしょうか。しかし、どこに勝ち負けを置くかを考え直すのも大事なことです。決して、批判に屈しないことだけが勝ちとは限りません」 山本氏は素直に謝らない人たちについて、周囲が見守るのも大切だと話す。 

「『謝れ!』と強制されると、逆に謝らなくなってしまいます。勉強しろと言われてしないのと同じですね。 一つの選択肢を押し付けるのではなく、対応や返答の選択肢を与えることも大事ではないでしょうか。たとえば『わたしはこう思うんだけど、どう思う?』『どうしてそんな言動をしたの?』と考えを促すのも大切と言えるでしょう」


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止まらない森喜朗会長 批判噴出でも五輪開催へとブレない理由>潰えた夢

2021年09月10日 03時00分29秒 | 社会のことなど
>森会長の悲願に国民を巻き込まないで


なんで、今そんなもの(中止や延期)を考えなきゃならんのか。私は淡々と平常心でこれをつとめていくだけですよ」 

【写真あり】

東京五輪のキーマンのひとり、小池都知事 「まさに天命につくすという気持ちで最後まで頑張りぬきたい」 1月12日、東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長(83)は職員向けの新年のあいさつでそう話し、東京五輪を今年開催することへの強い意欲を見せた。スポーツ紙記者はこう解説する。

 「五輪の主催者はIOC(国際オリンピック委員会)で、中止や延期の権限もIOCにある。だが、開催国の意向を無視して五輪を行うことは不可能なので、日本側が難しいといえば、その判断は尊重されることになる。菅義偉首相と小池百合子東京都知事とともに、森会長もキーマンの1人。

このうちの誰かが“止めよう”といえば、五輪は中止になるだろう」 昨年3月、IOCのトーマス・バッハ会長と安倍晋三首相(当時)の電話会談で五輪の1年延期が決まったが、森会長と小池都知事も会談に同席した。“2年延期”という案もあったが、安倍首相とともに“2021年に賭けた”ことを森会長は明かしている。 だが、その賭けはどうやら外れそうだ。新型コロナウイルスの感染拡大は止まらず、今年7月に延期された東京五輪の開催に暗雲が垂れ込めている。

1月10日に行われた共同通信の世論調査では、五輪を中止、または再延期するべきだという声は80%に達した。 だが、森会長はあくまでも強気だ。12日のあいさつの後に行われた「さあ、いよいよ東京オリンピック・パラリンピックだ」と題された講演で、「再延期は絶対に不可能だ」と明言している。 

■早大ラグビー部での挫折が背景に… なぜ、森会長はこれほどまでに五輪の開催に固執するのか。五輪がもたらす莫大な利権が理由だと指摘する声もあるが、全国紙政治部記者はこう語る。 

「利権という面もあるかもしれないが、森会長の五輪にかける情熱は本物だと思う。森会長は、幼少期からの夢だった早稲田大学のラグビー部に入部したものの、過酷な練習についていけず、4カ月で吐血して退部した経験がある。だから、アスリートに対して憧れにも似た尊敬の気持ちを持っていて、スポーツ界に貢献したいという情熱は人一倍高い。

 政界引退後は、ラグビーワールドカップ日本大会と東京五輪の開催をライフワークとしてきた。2015年に肺がんが見つかり、2019年のラグビーワールドカップも見られないと本人も覚悟したようだが、新薬・オプジーボの効果もあって奇跡の回復。ラグビー日本代表の躍進を見守ることができた。そこで『あとは東京五輪さえ開催できれば……』と考えているのだろう」 2011年に招致委員会評議会議長に就任。東京五輪の開催決定後は組織委員会の会長として、大会の実現にむけて尽力してきた。 

「五輪の組織委員会は、東京都やJOC、関係省庁、電通やJTBなどの民間企業などからの出向職員の寄り合い所帯。それぞれの利害をうまく調整してきたのが森会長だ。猪瀬直樹知事から舛添要一知事、小池知事と、都知事が目まぐるしく変わり、五輪に対する都の方針も変わっていったなかで、政治との折り合いもつけてきた。 首相経験者で、自民党の重鎮である森会長でもなければ、不可能だったと思う。中止になってしまえば、ここまでの努力がすべてふいになる。それは許せないのだろう」(前出・政治部記者)



森会長の悲願に国民を巻き込まないで》

12日の講演で、森会長は“再延期が不可能”な理由を“組織委員会の職員は東京都や各省庁などからの出向者。それぞれの人生があり、出向期間は伸ばせない。お金の問題ではない”と説明した。だが、前出の政治部記者は「それは内輪の論理に過ぎない」とばっさり。 

森会長が気にしているのは、自分や組織委員会などの悲願や都合だけ。ほとんどの人には関係のない話だ。コロナ禍で生活が困窮している人もいるなかで、金や人を割いて、感染拡大のリスクがある五輪を強行することに納得いかない人が多いのは当たり前のことだ」 およそ1年前、新型コロナウイルスの存在が明るみに出たが、入国制限がなかなか行われなかった。当時の安倍内閣が東京五輪の2020年での開催にこだわっていたためだという指摘もある。

 東京五輪の存在がコロナ対策の妨げになっていると考えている人は多く、森会長への批判が日に日に高まっている。ツイッターなどではこんな声が。

 《あなたの悲願のために国民を巻き込まないでほしい》 《なんで森喜朗と選手の自己実現のために、国民がリスクを背負わないといけないのか》

 ■「五輪強行すれば、スポーツから市民の心が離れてしまう」

 一方で、前出の政治部記者はこうも語る。 「元総理大臣とはいえ、森会長はもはや政治家ではない。会長として組織委員会を代表する立場でしかないわけだ。国民や都民の健康を考えて、五輪開催が可能かどうかを判断しなければならないのは、本来は菅首相や小池知事の仕事。

もし、五輪開催によって感染者が増えるようなことがあれば、森会長よりも、2人の責任が問われるべきだ」 前出のスポーツ紙記者は、感染拡大が止まらないなかで五輪が強行された場合について、こんな懸念をしている。

 「今までは五輪があるたびに、ほとんどの人が日本代表を素直に応援してきた。だが、もし東京五輪が強行した結果、感染は再拡大し、死者が増加するなどしたら、どう思うだろうか。“スポーツ界はわれわれの健康よりも自分たちの都合を優先させた”“アスリートは自分勝手”。

そんなふうに多くの人の心が離れてしまうのではないか。 市民の理解が得られないまま、無理に五輪を行うことは、長期的に見てスポーツ界の利益を損なうことになると思う。森会長が今さら考えを曲げて止まるとは思えない。その場合のつけを払うことになる若いアスリートこそ、声をあげてほしい


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トランプ氏が暴徒を「挑発」 共和党上院トップが言明>これはいま?

2021年09月10日 00時00分04秒 | 国際情勢のことなど

AFP=時事】米共和党のミッチ・マコネル(Mitch McConnell)上院院内総務は19日、連邦議会議事堂に乱入したドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領の支持者らはトランプ氏によって「挑発」され、「うそを吹き込まれ」ていたと発言した。 

1/20/2021

【写真特集】トランプ氏支持者による米議会乱入  

トランプ氏は今月6日、ホワイトハウス(White House)前で行った演説で、自身が大統領選に勝利したとの虚偽の主張を繰り返した。その後、トランプ氏の支持者らは連邦議会議事堂に乱入。少なくとも5人が死亡する事態となった。  

マコネル氏は上院での演説で、「暴徒らはうそを吹き込まれた」とし、「大統領やそのほかの有力者によって挑発された」と言明した。 

 民主党が支配権を握る下院は今月13日、「反乱を扇動」したとしてトランプ氏を弾劾訴追。トランプ氏は20日の退任後、上院で弾劾裁判にかけられる可能性がある。 

 トランプ氏を有罪とするためには上院の3分の2の賛成が必要。これには共和党から少なくとも17人の議員が造反する必要があり、マコネル氏は有罪票を投じる可能性を排除していない。

【翻訳編集】 AFPBB News


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