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転職先の会社がまさかの倒産。年収大幅ダウンで子供の学費が…

2022年12月10日 21時03分46秒 | 雇用と職のこと
転職先の会社がまさかの倒産。年収大幅ダウンで子供の学費が…

転職を考えている場合、求人サイト以外からもその企業の情報を調べるのはいわば常識。しかし、業績などを細かくチェックする人はあくまで一部に過ぎず、そもそも上場していなければ公開されている情報そのものが少ない。
写真はイメージです(以下同じ)

2/19/2020

 実際、転職してみたら会社が傾きかけていたなんて話は珍しくない。なかには採用が決まっておきながら働き始める前に倒産してしまったケースもあるほどだ。 

深刻な業績不振で転職先を探すことに

「自分が3年前に経験したのがまさにそれです。転職するはずだった建設会社が入社直前に潰れていたんです」  そう語るのは、タクシー運転手の畠中喜一さん(仮名・39歳)。もともとローカルパチンコチェーンのホールスタッフとして働いていたが、業界不況の煽りを受けて業績は悪化。一部の店舗を閉鎖するなど事業が縮小され、見切りをつけて転職する同僚も多かった。  

それでもなかなか踏ん切りがつかず、ズルズルと会社に残っていたが勤務先の店舗にも閉鎖の話が持ち上がっていることを知り、重い腰を上げて転職活動を始めた。  「けど、自分は高卒でしたし、職歴はパチンコチェーン以外には若いころに飲食店のバイトを少しやった程度。武器になるような資格もなければ、エクセルなどパソコンを使った仕事も苦手でした」  

それでも2人の子供を養うためには稼がなければならず、求人サイトで見つけた県内の建設会社に応募。多少の収入ダウンは避けられなかったものの内定をもらい、2か月後から働くことになった。 「パチンコチェーンのほうは接客マニュアルがあるため、業務の引き継ぎは最小限で済み、1か月前に辞意を伝えればOKでした。私の退職届もあっさり受理されましたが空白期間があっても収入が減るだけなので、転職する前の週まで勤めていました」 

採用されたのに、会社から連絡がまったく来ない

  ところが、採用の通知をもらった際、転職の2週間前までには詳細がメールで届くことになっていたが何の音沙汰もなし。10日前になってもメールも連絡もなかったため、不安になって会社に連絡してみたが誰も出なかったそうだ。 「平日の昼間なのにおかしいと思いました。でも、小さな会社だから全員出払っている可能性もあるだろうと思いたかったのですが、まさか会社が潰れたのでは……と最悪の事態も頭をよぎりました」  規模が小さな会社ゆえにネット上の倒産速報などに情報が載るわけもなく、悩んだ畠中さんは会社に直接行ってみることに。

すると、会社の敷地入口には、破産手続きを開始する旨が書かれた告示書が貼られていたというのだ。 「破産管財人の弁護士の連絡先が書いてあったので、電話をして事情を説明しました。その後、弁護士の人から連絡が行ったらしく、採用担当だった方からお詫びの電話がありました。どうしようもないことなので『仕方のないことですから』とは言いましたが、今さらパチンコチェーンの退職を撤回することもできなかったので本当に困りました

再び仕事を探すハメになり、年収は大幅ダウン

転職先を失っても家族のために収入が絶たれることだけは避けなければならず、日雇いの工事現場のアルバイトをこなしながら転職活動を再開。しかし、仕事はなかなか決まらず、最後は「働ければどこでもいい!」という気持ちで現在のタクシー会社に応募。採用されて現在に至るという。

 「パチンコチェーンを辞める直前の年収は470万円で、転職するはずだった建設会社では450万円はもらえる予定でした。けど、今のタクシー会社は400万円。想定していた以上に収入が下がってしまったので生活は大変ですよ。このままだと子供が大学進学を希望しても学費を払うのは厳しそうです……」  

転職前に会社が倒産なんて一部のレアケースだが、もしそんな目に遭ってしまったら再度の仕事探しなどで苦労するのは確実。外部の人間が簡単に見極められるようなことではないだけに厄介だ



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顔に“袋”かぶせられる…ホテルの客室で遺体で見つかった20歳女子大学生 複数の男女と2部屋予約し宿泊か

2022年12月10日 19時03分35秒 | 事件と事故
顔に“袋”かぶせられる…ホテルの客室で遺体で見つかった20歳女子大学生 複数の男女と2部屋予約し宿泊か


12/7(水) 11:39配信
83コメント83件

6日、名古屋市中区のホテルの客室で遺体で見つかった女子大学生が、顔に袋が被せられた状態だったことがわかりました。警察は一緒に宿泊したとみられる複数の男女の行方を捜しています。 

 名古屋市中区東桜2丁目のビジネスホテルでは、6日正午過ぎ、客室のベッドで女性が死亡しているのをホテルの従業員が見つけ、その後、遺体が愛知県東海市に住む20歳の女子大学生と確認されました。

  遺体に目立った外傷はないということですが、その後の捜査関係者への取材で、顔の部分に袋が被せられた状態だったことが新たにわかりました。

  女子大学生は現場のホテルに複数の男女と2つの部屋を予約して宿泊していたとみられ、警察は男女の行方を捜すとともに、遺体を司法解剖して死因を調べています。
記事に関する報告



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岩田健太郎氏も喝破「コロナ治療薬・ゾコーバ」承認に利益相反疑惑! 塩野義製薬“お抱え医師”を実名直撃

2022年12月10日 15時03分23秒 | 感染症のこと 新型コロナウイルス

岩田健太郎氏も喝破「コロナ治療薬・ゾコーバ」承認に利益相反疑惑! 塩野義製薬“お抱え医師”を実名直撃


12/8(木) 6:01配信
231コメント231件

7月20日に開かれた専門家会議。席上で参考人の人選に異を唱えたのは、島田眞路・山梨大学学長だけだった(写真・共同通信)

「医療崩壊を防ぐには、むしろ逆効果だと思います」  

人類が新型コロナウイルスと戦い始めてから、もうすぐ3年。そんななか11月22日、新型コロナウイルス感染症の治療薬として、国産初となる塩野義製薬の「ゾコーバ」が緊急承認された。 

【写真あり】日本を代表する感染症学者・岩田健太郎氏  重症化リスクがある患者の治療には、すでに外国製の「パキロビッド」と「ラゲブリオ」の2つが使用されているが、ゾコーバは軽症者に使えるもの。  

誰でも簡単に“治療”できるとなれば、もはや新型コロナは怖い存在ではない――。  

しかし、冒頭のとおりゾコーバを喝破するのは、日本を代表する感染症学者である神戸大学の岩田健太郎教授だ。 

この薬は、新型コロナ感染症の回復に8日を要するところを、一日早くするというだけの効果です。しかし、国や官僚が供給体制を作ったことによって、これまでは『軽症だから自宅療養でいい』と言われていた患者さんが、外来に殺到するようなことが起きる可能性もあります」(以下、断わりがない部分は岩田教授) 

 
「高血圧の治療薬など36種類もあり、催奇性も確認されているので、妊婦や妊娠している可能性がある女性への投与も避ける必要があります」(医療ジャーナリスト) 

  ゾコーバは、政府が新型コロナ対策のために新たに制定した緊急承認制度を経て承認されている。これは安全性を確認したうえで、薬が有効であると“推定”できれば、承認を受けられるという制度だ。

  岩田教授は、そもそもゾコーバの緊急承認が“出来レース”だったと考えている。 

「ゾコーバは、『国民の命を守る』『医療逼迫を改善する』といった効果をもたらすものではありません。緊急承認を受ける必要があるほどの薬ではないんです。

  ましてや、専門家会議で“関連学会”の会長が『急いで承認せよ』と、アピールするなんて論外です」 

 ゾコーバ承認の可否を検討する専門家会議は、これまで3回開催され、7月20日に開かれた会議では「有効性が推定できると判断できない」と、承認を見送った経緯がある。

  一方で、その7月の会議には、2人の“お抱え医師”が参加していたのだ。

 「感染症の専門家という立場で登場した、国立がん研究センター中央病院感染症部長の岩田敏医師と、東京大学医科学研究所の四柳宏医師です。お2人とも、会議でゾコーバの有効性を“熱弁”されましたが、利益相反に当たる可能性があるんです」(前出・医療ジャーナリスト) 

 岩田(敏)氏は席上で、ゾコーバの承認が「非常に求められているし、必要なことだ」と語り、四柳氏は「十分な意義がある」と援護した。 

 ところがこの2人は、これまでに塩野義製薬から多額の報酬を受け取っているのだ。 

「岩田(敏)氏は2020年と2021年に塩野義製薬から、講師謝礼金やコンサルティング等業務委託費として合計27万6864円、四柳氏も同じように40万8549円受け取っています。 

 しかも、塩野義製薬は、四柳氏が理事長を務める日本感染症学会に、2019年から3年間で、寄付金や学会等共催費などの名目で1667万9856円を支払っています」(前出・医療ジャーナリスト)




本誌が岩田(敏)氏と四柳氏に、塩野義製薬との関係を確認したところ、岩田(敏)氏から以下の回答があった。 

「審議会での発言は、感染症医という専門家の立場で、参考人として発言をしたものです。ご指摘の講師謝礼金やコンサルティング等業務委託の影響を受けたものではございません」

  一方、四柳氏からは、期日までに返答はなかった。 

 問題はこれだけではない。政府は、ゾコーバが承認される前に、100万人分のゾコーバを購入する契約をすでに塩野義製薬と結んでいるのだ。 


「さらに役人は、専門家会議の前に各自治体に対して、ゾコーバの供給について説明してまわっていました。ゾコーバは承認されるという前提で動きだしていたわけです。 

 こうなると、専門家会議は“出来レース”で、ほとんどの専門家には、事前に根回しがあったと勘ぐることができてしまいます」 

 岩田教授は、新型コロナが「2類のまま」であることにも、ゾコーバが関係している可能性があると指摘する。 

「ゾコーバの薬価は公表されていませんが、同じく新型コロナの治療薬であるラゲブリオは、5日間の治療で9万円以上と高額です。しかし今は、新型コロナ対策ということで、特別に税金で賄っているため、無料で国民に供給されています。

  新型コロナを、2類から5類に引き下げてもいいのではないかという意見が多いですが、岸田政権は2類扱いとしています。これは、ゾコーバを無料で配るための方便なのではないかと疑うこともできてしまうのです」 


 効果が限定的で、承認プロセスが不明瞭なゾコーバに拘泥するよりも、やるべきことがあるという。 

「たとえば、重症化を防ぐ効果が認められているパキロビッドを入手しやすくすることや、ワクチンの接種をさらに加速させることなど、エネルギーを注ぐべきことはほかにあります。感染症対策の半分はx人間対策”なんですよ」

  人間同士の醜い争いに、ウイルスは、ほくそ笑んでいるかも……。 


取材/文・吉澤恵理(医療ジャーナリスト) 写真・共同通信、時事通信






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