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【パパ活女子】梅毒患者が過去最高に 悪者にされる感染風俗嬢の本音「元凶は私たちだけじゃない」

2024年11月19日 22時03分18秒 | 医療のこと

【パパ活女子】梅毒患者が過去最高に 悪者にされる感染風俗嬢の本音「元凶は私たちだけじゃない」



梅毒患者が過去最高に 悪者にされる感染風俗嬢の本音「元凶は私たちだけじゃない

2022/11/14(月) 14:02:28


※11/13(日) 11:01配信
デイリー新潮

 梅毒の感染者数は今年10月下旬に1万人を突破し、過去最大となっている。爆発的感染の要因として、まっさきにやり玉にあげられるのは性風俗産業の従事者だ。だが『売る男、買う女』(新潮社)などの著書があり、自身も夜の世界の仕事で働いた経験のあるノンフィクション作家の酒井あゆみ氏の取材からは、また別の要因も見えてくる。

 ***

 梅毒患者の増加が注目されている。NHKが先日配信したウェブの特集記事では、性風俗店で増加するNS(ノースキン、「避妊具無し」の意)が一因だと取り上げられていた。コロナで経営が苦しくなった店側が過剰なサービスを女性に強いているという主旨で、表現をふくめ、“公共放送”にしてはなかなか踏み込んだなという印象を受けた(NHK首都圏ナビWEBレポート「梅毒の感染者急増 なぜ? 症状は? 女性は特に注意 妊娠に影響も」11月4日掲載)。それだけ世の関心が高いということなのだろう。

 記事では風俗以外の経路に「マッチングアプリ」の利用も挙げられていたものの、国立感染症研究所の「男女の梅毒患者の4割は、それぞれ風俗店の利用者、風俗店の従事者」というデータもある。SNSでも“風俗嬢の責任”を問う声は少なくない。風俗=性病のイメージは根強いのだ。

 では、当事者の見解はどうか。実際に梅毒に感染したという女性に話を聞いた。

ある日、身体に「バラ疹」が……

ある日、身体に「バラ疹」が……


 今回、取材に応じたのは、この道20年のベテラン、38歳のサナ(仮名)だ。短期で日本各地を転々としているいわゆる“出稼ぎ風俗嬢”で、いまは滋賀県の雄琴にいる。 

 彼女に“異変”が生じたのは雄琴に来る以前、半年ほど前のことだった。  「手と足に“バラ疹”が出て『もしかして?』と思って。その頃すでに梅毒が流行ってるってニュースで取り上げられていたから、病院に行ったんです。そうしたらすぐに『これは梅毒だね』って。本当は血液検査しないと分からないみたいなんですけれど、皮膚を診てもらったら一目瞭然でした」 

 梅毒はまず、感染およそ3週間で陰部や口唇部にしこりができる。そのまま放置して数カ月が経過すると、手や足の裏、全身に赤い発疹が現れる。これが彼女のいう「バラ疹」で、小さな赤い薔薇の花に似ていることが由来だそうだ。 

「職業柄、性病には特に気をつけていて、異変があったらすぐに病院に行くことにしてるんですが、遅すぎましたね。既に2期感染にまでなっていました。

ニュースで言っていた通り、痛みも痒みも全くなくて。もう頭の中には『休みの間、どうやって生活したら良いだろう』しかなかったですね。お店にも出られないので、借金をして何とか1ヶ月過ごしました」  

 サナは、これまでもクラミジア、ヘルペス、トリコモナスに罹ってきたそうで、「未経験なのはコンジローマ、淋病、あとHIVくらい」。そのたびに出勤停止となり、なんとか療養期間を切り抜けてきた。  

 梅毒がお客経由で感染したことはほぼ間違いないが、どの客だったかの見当は「まったくつきません」という。

  「もともとお肌が汚い方がいらっしゃるので感染者かどうか判断はつきませんし、手のひら、足裏に出る発疹を『見せて下さい』とはいかない。常連の方であれば多少は見分けがつくのでしょうが、初対面の方の肌質まではさすがに……」



きちんと検査する風俗店、だが例外も


 梅毒の感染拡大の原因に風俗がやり玉にあげられていることについては「否定はしません」という。  

「私たちがどんなに気をつけても、結局はお客さんが持ってきちゃいますから。普通の人で定期的に血液検査、性病検査してる人ってゼロに等しいじゃないですか。風俗店は月に一回の検査を義務づけているところも多く、私のように検査に引っ掛かったら、治るまでは出勤停止。普通の女性よりもよっぽど気をつけてはいます。私は梅毒に罹ってから、月に2回、検査に行くようにしています。けどやっぱりお客さんからだと防ぎようがないでしょうね

   店の評判に繋がる以上、風俗店はしっかり在籍女性の検査をするのが一般的だ。ただし例外があるのも事実だ。

  「女性への検査義務がない店もあるにはあります。以前、別の地方に出稼ぎにいったのが、たまたまそういう店でした。そこでは『いつも働いている店で検査に引っかかって働けないから、治療期間だけ出稼ぎに来た』なんて子にも会いました。すぐ店に通報しましたが。そういう店を狙って、梅毒であることを隠して働く子もいます」  

 少し前に、バラ疹の出ている写真を個人のSNSで公開していた風俗嬢が特定され、在籍店の名前とともに拡散されたことがあった。その店の検査が甘かったのか、そもそも意図して検査をしていなかったのかは定かではない。が、レベルが低い風俗店もあることはたしか。「イソジンでうがいをすれば大丈夫」とか「グリンス(※殺菌消毒石けん)で性器を洗えばいい」と信じきっている店の人間も少なくない。  


余談だが、私が吉原で働いていた30年ちかく前は、店のスタッフはもちろん、先輩のお姉さんたちが「講習」をしてくれていた。そして「陰部に水ぶくれがあるお客さんは病気の疑いがあるから気をつけてね」等、知恵も授けてくれた。私は風俗のフルコースを体験したが、身体の洗い過ぎでカンジダにしか罹らなかった。

  梅毒の感染拡大の背景に風俗があることは私も否定しない。だが、サナとの共通見解として、近年の患者拡大には別の原因もあると睨んでいる。


梅毒増加と前後して増加したのが……


 それは「パパ活女子」だ。サナがいう。  

「風俗は感染したら店側から働かないでといわれますけれど、パパ活の子たちはやろうと思えば仕事を続けられちゃう。男性とも一回きりの関係が多いから、仮にうつしても、足跡を残さず逃げることができます。男性にしても、風俗ではない、“素人”の女性からまさか病気をうつされるとは思っておらず、異変を感じてもすぐに病院に行かないのでは」  


 パパ活女子に取材をする機会もあるが、定期的に検査に行っている、などと言う話は聞いたことがない。むしろ、そうした手間やノルマもなく手軽に稼げることがパパ活のメリットなのだから、わざわざ検査に行く女性は皆無だろう。 

 梅毒の増加が取り沙汰されるようになったのは2015年頃とされる。以前、ギャラ飲みやパパ活を募るグループの初期の関係者に取材したが、16年頃から始まったと証言していた。時期が一致するのだ(別記事「『札束を抜き取る女』が波紋、ギャラ飲みはいかにして生まれたのか “発祥の地”の店主が語る知られざる歴史」参照)。 

 サナのパパ活女子に対する視線は冷たい。

 「病気ひとつとっても、彼女たちは意識が低いわけですよ。風俗嬢にはサービスを売っているというプライドがありますが、彼女たちにはそれもない。お店の後ろ盾がないところで身体を売って、危ない目にあってもおかしくないのに。私をふくめ、風俗嬢はパパ活の女の子を嫌悪していますよ」 

  口には出さなかったもの“私たちの仕事を邪魔するな”という思いが見え隠れしている。 

  もっとも、サナのような出稼ぎ女性は基本的に短期就労で、今しか会えない『プレミア感』を売りに仕事をする。特別扱いに慣れている分、セミプロのようなパパ活女子が許せない気持ちがことさら強いのだろう。ただ、パパ活女子はパパ活女子で、「マジ」になって身体を売るサナのような存在を下に見ている思いがあるにはある。風俗嬢とパパ活女子の間には明確な溝があるわけだ(実際は風俗とパパ活を兼ねている女性も少なくないのだが)。 

  とはいえ「パパ活」という聞こえの良い言葉が、売春のハードルを下げたことは事実である。気軽に身体を売る女性がいて、それを平気で買う男性がいる。そんな倫理観の欠如が、いまの日本にはびこる梅毒以上の“病”なのかもしれない。

酒井あゆみ(さかい・あゆみ) 福島県生まれ。上京後、18歳で夜の世界に入り、様々な業種を経験。23歳で引退し、作家に。近著に『東京女子サバイバル・ライフ 大不況を生き延びる女たち』ほか、主な著作に『売る男、買う女』『東電OL禁断の25時』など。Twitter: @muchiuna デイリー新潮編集部







続きは↓ 



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永遠の命?>「機械の脳」が現実に?現実味を帯びてきた脳の人工再現―東京大学工学系研究科

2024年11月19日 21時03分35秒 | 医学と生物学の研究のこと
最終目標の「意識のアップロード」に至ると、AIによって生体脳の機能を全て置き換えることが可能であるという。実現すると、脳内の記憶を全て伝送し、肉体が不要で生き続けることが可能になる。


機械の脳」が現実に? 現実味を帯びてきた脳の人工再現――東大研究者たちが講演う





 脳の機能を機械の身体に移植して、永遠の命を得る――サイエンス・フィクションの世界で夢見られてきたような未来が今、徐々に現実味を帯びつつある。

10/19/2021
 
 
 ライフサイエンス分野の事業に取り組む、LINK-Jは9月27日、「脳は人工的につくれるのか?〜脳の情報処理のフロンティアに挑む」と題したトークイベントをオンラインで開催。東京大学から気鋭の科学者2人が参加し、最先端の脳研究を披露した。


 登壇者は東京大学大学院工学系研究科の渡辺正峰准教授と、東京大学生産技術研究所の池内与志穂准教授。渡辺氏は情報工学、池内氏は生物学の視点から脳の機能の解明を進めている。

脳とつながる機械で「意識のアップロード」目指す

 神話の時代から多くの物語に描かれてきた「考える機械」は実現しうるのか。現代科学は、まさにその答えに手が届く位置にある。

 脳神経科学者として“人工意識”をテーマに研究を進める渡辺氏。「意識を機械にアップロードする技術」の実用化を目指すスタートアップ、MinD in a Device社の技術顧問も務めている。

  東京大学大学院工学系研究科の渡辺正峰准教授
 
 その渡辺氏は「多くの科学者は『脳は人工的に作れる』と考えている」と話す。脳を作るとはどういうことなのか。渡辺氏いわく、それは「意識」の再現であるという。


 人間の脳は、ニューロンと呼ばれる千数百億個もの神経細胞から構成されたネットワークだと考えられている。


 数千億個のニューロンが相互に作用する通信の全貌は、現代のコンピューティング技術ではとても再現できない規模に及ぶ。しかし渡辺氏は「ニューロンの構造は多くが解析できていて、実のところ電気回路にすぎない」として、現代の技術の延長線上で模倣できるようになると予測する。


 その予測の上で、渡辺氏は「果たして人工的に作った脳に意識が宿るのか」という疑問を持つ。この問いの答えは意識の定義にも依存するが、渡辺氏は「イエス」と予測している。


 意識を脳の情報処理の観点で捉えると、「何かを知覚したとき、脳内のニューロン間で電気が走った結果、主観的に得られる感覚(クオリア)」と考えられるという。これはすなわち、脳に走る電気信号を観測し、適切な電気信号を書き込める機械が存在すれば、それは「意識を読み書きできる機械」ということになる。


 ただし、仮に脳の電気信号を読み書きできる機械が作成できたとしても、それが確実に「意識を読み書きできる機械」である保証はない。機械が意識を読み書きしていると確証するには、自分の身体に機械を差し込んで、実際に意識を感じるか実験してみるしかないからだ。

 その検証を試みるのが、渡辺氏の研究の目標であり、同氏が関わるMinD in a Device社の目標であり、具体的には「20年後に意識をアップロードするサービス」を提供することを目指している。ヒトの脳の意識をアップロードして、肉体が果てても機械の身体で生き続けることができる、そんなサービスの開発を進めているという。

  MinD in a Device社の公式Webページ
 
 そのカギとなる脳に接続する機械「BMI(Brain Machine Interface)」のコンセプトは、すでに東京大学から特許が出願されている。これは右脳と左脳をつなぐ脳梁(のうりょう)という部位にCMOSセンサーを差し込んで接続するアイデアで、原理的には脳梁の断面部にある全てのニューロンの情報を読み取れるという。さらにiPS細胞を接続インタフェースとして利用し、狙ったニューロンを刺激して情報を書き込む(発火させる)ことも可能としている。


 MinD in a Device社ではロードマップを描き、

3段階のステップで実現を目指す。

第1段階では、深層学習AIで生体脳のデジタルツインの作成を試み、てんかんなどの中枢神経系創薬のために活用する。

第2段階では、中枢神経系疾患の症状進行を緩和する非侵襲性BMIデバイスを開発。

第3段階ではAIによってヒトの脳の一部の機能の代替を目指す。

 最終目標の「意識のアップロード」に至ると、AIによって生体脳の機能を全て置き換えることが可能であるという。実現すると、脳内の記憶を全て伝送し、肉体が不要で生き続けることが可能になる。

 意識がアップデートされた人間はどうなるのか。渡辺氏は「記憶の転送が済んだら、死というものを経ることなく、全くシームレスに意識を機械の身体に移行することができる」と予測している。


「2つのミニ脳」をつないだら……

 渡辺氏がコンピューティング技術をもって脳を再現を試みているのに対し、池内氏は、生物学の立場から脳の再現に挑んでいる。
  東京大学生産技術研究所の池内与志穂准教授
 
 池内氏は、人工脳組織を作成し、その機能を把握するアプローチを取っている。脳は多数のニューロンから構成された複雑な構造となっているが、その中でも池内氏が特に重要と考えているのが「軸索」だ。

 軸索とは、脳の神経ネットワークをつなぐ、バイパスのような存在。パイプが絡まったような細長い形状をしており、近くや遠い位置にある細胞同士をつなぎ、情報を伝達する。ヒトの脳は、各領域にそれぞれの役割を持っており、それらが軸索でつながることで、高度な機能を持つと考えられている。


 軸索のイメージ図

このような脳組織のつながりを再現するため、池内氏はiPS細胞から軸索の束を培養し、その両端を大脳神経組織で作った小さな球に接続した、人工脳組織を作成した。


 培養された大脳の神経細胞では通常、単調な神経発火(電気信号を発する動き)が発生しているが、このミニチュアでは軸索でつないだ2つの脳組織から、不規則で複雑な神経発火パターンが観測できたという。



  2つの脳組織をつないだミニチュア
 
 さらに、軸索でつないだ脳組織からは、記憶の片りんとも思われる現象が観測された。脳組織に、外部から刺激を与える(発火させる)と、脳組織はその刺激と同調し、発火する。2つをつないだ脳組織に刺激を与えると、刺激を止めた後もしばらくは同調した反応が続いたという。「一番単純な記憶の片りんと思われる現象を観測している可能性がある」と池内氏は推測する。


 この外部刺激を繰り返し与えていると、初めは応答に時間がかかるが、試行回数を増やすごとに応答を返す時間が速まることも明らかになった。このため、刺激パターンを脳組織全体で認識している可能性が考えられるという。
 池内氏はこれらの生物学的アプローチから脳の理解を進め、まずは中枢神経系疾患の克服に向けた創薬支援へと応用を目指している。


 その先にある目標は「脳型バイオコンピュータ」だ。池内氏は脳研究において生物学的アプローチと、BMIをはじめとする工学的アプローチは近未来は融合し、将来的には、脳の計算能力を利用したコンピュータが開発されるのではないかと予測している。


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四ッ谷で降りて、紀尾井ホールへ

2024年11月19日 20時03分11秒 | 日々の出来事


四ッ谷駅をでて正面が、四谷の象徴、上智大学です。

そして、紀尾井ホール。
久しぶりにコンサートですね❗

曲目は『マタイ受難曲』、キリストの受難というキリスト教の教義の中心的なテーマをあつかった、日本人には難解なストーリー展開の楽曲でした。

中央大学コーラス部が主催で、プロの楽団を呼んだフルオーケストラの本格的な演奏会でした。コロナ以降は初めて、以前は2年に一度くらいの頻度で開催されてました。中学の同級生のお誘いです。






11/13/2022
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夕闇の赤いコスモス

2024年11月19日 18時03分21秒 | いろいろな出来事
秋桜も赤ですね❗




10・2・2021
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2期目はブレーキ役不在 トランプ氏「かつてない権限」・米大統領選

2024年11月19日 13時03分28秒 | 国際情勢のことなど

得票総数でも上回る圧勝 2期目はブレーキ役不在 トランプ氏「かつてない権限」・米大統領選(時事通信) - Yahoo!ニュース 




司法、立法、行政の三権全てで、
同氏が意のままに振る舞う環境が整った

得票総数でも上回る圧勝 2期目はブレーキ役不在 トランプ氏「かつてない権限」・米大統領選
11/8(金) 7:06配信







時事通信
米大統領選の勝利を宣言した後、踊るトランプ前大統領=6日、南部フロリダ州ウエストパームビーチ(ロイター時事)


 【ワシントン時事】共和党のトランプ前米大統領は5日の大統領選で、激戦州を制した上で、選挙人のみならず一般得票総数でも民主党のハリス副大統領を上回って圧勝するとみられている。


 共和党は既に議会上院を掌握し、開票が進む下院も制すれば、トランプ氏を阻む壁はほぼなくなる。2期目は「かつてない強力な権限」(同氏)を得ることになる。


 ◇起訴取り下げ
 トランプ氏は6日、バイデン大統領とハリス氏から祝福の電話を受けた。バイデン氏は「円滑な政権移行」を約束。トランプ氏が退任を拒んだ2020年とは異なり、移行手続きは比較的スムーズに進みそうだ。


 得票総数で共和党が民主党を上回るのは、04年のブッシュ(子)大統領以来20年ぶり。圧倒的勝利に、歴代大統領も「祝意を表したい」(オバマ氏)とメッセージを寄せた。


 大統領選と並行し、トランプ氏は4件の刑事裁判に直面した。このうち20年大統領選の結果を覆そうとした事件と、機密文書の不正保管事件の2件を担当するスミス特別検察官は6日、司法省と協議を開始。米国では現職大統領を刑事訴追しない慣行があり、米メディアによると起訴取り下げが検討されている。


 ◇三権全てを「掌握」
 当選すれば「初日だけ独裁者になる」と述べたトランプ氏。就任後は「史上最大の移民送還
作戦」や教育政策の見直しなどの公約実現にまい進するとみられる。


 共和党が上院の過半数を確保したことで、議会承認が必要な人事は進めやすくなった。また、仮に下院で弾劾訴追されても、上院の弾劾裁判で有罪となる可能性は低い。共和党内の「反トランプ派」も弱体化が進む。


 1期目では議会審議を必要としない大統領令による政策実現を好んだが、連邦最高裁がその障壁となることがあった。しかしリベラル派判事の死去などに伴い、トランプ氏が保守派判事を任命したことで、最高裁の「右傾化」が進行。2期目でもブレーキ役を果たすかは微妙だ。


 実際に最高裁は今年7月、在職中の「公的行為」に関する大統領の不起訴特権を認めるなど、トランプ氏に有利な判断を下した。司法、立法、行政の三権全てで、同氏が意のままに振る舞う環境が整った形だ。 






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