泉区生活支援ネットワーク

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「PARS(広汎性発達障害日本自閉症協会評定尺度)」の研修に参加して

2009年12月20日 | 発達障害・自閉症支援情報
 昨日(12月19日),午後3時過ぎから6時まで「PARS(広汎性発達障害日本自閉症協会評定尺度)」の研修に参加しました。講師は中京大学の辻井先生です。このアセスメントの作成に直接取り組まれた先生に説明を受けて,いろいろな作成までの背景や,アセスメントに当たるときの留意点など学ぶことができました。

 57項目の聴き取りにより,約20~30分で検査(アセスメント)が終了します。これまでの状況や現在の状況(生きる困難さ)を明らかにし,支援の必要性や方向性を探るためのものです。(診断は専門医によります。)

 いくつかの質問項目では,少し踏み込んで具体的に尋ねる必要が出てきますので,今回直接説明をうけてことは,たいへん参考になりました。

 辻井先生からは,受け身タイプの方の場合に点数に反映されにくいことや,ビデオをDVDに読み替えたりする必要がでてきたことなどもあり,来年度3項目増やして60項目になると紹介がありました。

 参加していた心理士の方との話しの中で,職場にあったPARSのおかげで,アスペルガーの方の支援に役立ったとのこと。
 辻井先生からも,大阪などでは専門医との連携の一つとして活用されている例などご紹介いただきました。


※PARS研修会については,アスペエルデの会HPを参考にしてください。↓
http://www.as-japan.jp/j/index.html

PARS検査用紙などは,スペクトラム出版で購入可能です(上記「アスペ・エルデの会」HPにリンクあり)。ぜひ,辻井先生の研修を受けてからご使用されることをおすすめします。
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