2022年7月22日(最終日!)
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おはようございます。最終日です。
事前の天気予報では曇り時々晴れだったので「今日こそは富士山が見えるかな?」と期待していたのですが、起きた時には雷雨でした……。
さて、レンタカーの成田空港での返却時間は午後6時半。夜には飛行機で北海道へ帰ります。
お昼ごろまで富士山麓を観光して、妹の自宅と空港へ向けて移動開始かな~といった感じですかね。
せっかく訪れた山梨県、どこを観光しようか?と事前に色々と調べたところ、なんとここ富士吉田市の隣に、ずっと訪れてみたかったあの青木ヶ原樹海があるではありませんか。
いつか樹海訪問が目的の旅をしようと思っていましたが、これは思わぬチャンス!!
……とは言っても、今回は同行者がいるので踏み込んだ探索はせず、一般人でも楽しめる鳴沢氷穴と周辺の散策のみに留めることにします。
昨日とはあまりにも趣向の異なる行程になりそうですが「ちゃんと観光地化されてる場所だから……」と妹を説得して出発です(笑)。
午前8時半過ぎ、氷穴のある鳴沢村へ向け出発。
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宿を出るころには雨は上がり、低い雲の切れ目から山々が見えたり隠れたりします。さすが山あいの町ですね。
嬉しいことに富士山も徐々に山頂付近まで見えてきました。
30分ほどで道路は市街地を外れ、密度の濃い黒々とした樹海が両脇に広がります。
雨上がりで地面からモヤのようなものが立ちのぼり「いかにも……」といった雰囲気です。
午前9時半、鳴沢氷穴に到着!(山梨県南都留郡鳴沢村8533)
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綺麗な売店があり、広い駐車場にはすでに観光客の姿もちらほら(*^_^*)。
受付で入洞料1人350円を払いゲートをくぐると、すぐに地底への入り口がポッカリ口を開けていました。
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現在は樹海となっているここ富士山麓一帯は、西暦864年の富士山の大噴火で溶岩が流れ込み、徐々に地形が形成されていきました。
溶岩が固まる際にガスが抜け、空洞化した洞窟が樹海周辺には数多くあるそうですが、中でも有名なのがここ鳴沢氷穴。近くの富岳風穴と共に昭和4年に天然記念物に指定されています。
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鳴沢氷穴は地下21メートルまで潜る縦穴で、環状にぐるりと繋がっており全長は150メートルとか。
まずは大きく開いた穴から階段を降りて行くのですが、「氷穴」とだけあってひんやりした空気にすぐさま包まれます。
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内部の温度は0~4度と予想以上の寒さで2人でビックリ。
夏場なので大変気持ちが良いのですが、妹は昨日購入したケヤフェスのバスタオルで身体をくるんで寒そう。
洞内で最も低い場所は高さ91センチで、しゃがみながらでないと進めません。
これは期待以上に探検気分に浸れて楽しい(*^_^*)。
なお残念ながら気付けませんでしたが、洞内には玄武岩で覆われていて音が全く反響しない場所もあるらしいです。
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低くて急な階段を168段分降り、最深部へ到着です。
天井の高い開けた空間が広がっていました。
さらに地底へ延びる?「地獄穴」
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立ち入り禁止なので、最深部から柵越しに覗き込むかたちになります。
なんと未だにどこまで続いているのか不明といい、入ると二度と帰ってくることは出来ない恐ろしい穴らしいです。
ここに投げ込まれた花が江の島の洞穴まで流れ着いたという伝説もあります。
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少し進むと、氷が積み重ねられ、美しくライトアップされた広い空間が。
ここは「氷の池」といい、冷蔵庫の無かった江戸時代にはここで氷をブロック状に削り出して保管し、医療用などに使用していたそうです。
さらに奥には氷柱が!!
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温暖化の影響で、先ほどの積まれた氷は再現との事ですが、こちらの氷柱は天然モノ。
洞内の水滴が寒さで凍ることで、夏~冬にかけて見ることができるようです。
実は私、北海道民でありながら氷柱を見るのは初めて。
感動したのももちろんですが、比較的涼しい北海道から猛暑の関東を経由し、本州ド真ん中のこんなところで氷の芸術が見られて不思議な気持ちになったのでした。
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次回、最終回。
ほうとう食べて帰ります!
続く。
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おはようございます。最終日です。
事前の天気予報では曇り時々晴れだったので「今日こそは富士山が見えるかな?」と期待していたのですが、起きた時には雷雨でした……。
さて、レンタカーの成田空港での返却時間は午後6時半。夜には飛行機で北海道へ帰ります。
お昼ごろまで富士山麓を観光して、妹の自宅と空港へ向けて移動開始かな~といった感じですかね。
せっかく訪れた山梨県、どこを観光しようか?と事前に色々と調べたところ、なんとここ富士吉田市の隣に、ずっと訪れてみたかったあの青木ヶ原樹海があるではありませんか。
いつか樹海訪問が目的の旅をしようと思っていましたが、これは思わぬチャンス!!
……とは言っても、今回は同行者がいるので踏み込んだ探索はせず、一般人でも楽しめる鳴沢氷穴と周辺の散策のみに留めることにします。
昨日とはあまりにも趣向の異なる行程になりそうですが「ちゃんと観光地化されてる場所だから……」と妹を説得して出発です(笑)。
午前8時半過ぎ、氷穴のある鳴沢村へ向け出発。
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宿を出るころには雨は上がり、低い雲の切れ目から山々が見えたり隠れたりします。さすが山あいの町ですね。
嬉しいことに富士山も徐々に山頂付近まで見えてきました。
30分ほどで道路は市街地を外れ、密度の濃い黒々とした樹海が両脇に広がります。
雨上がりで地面からモヤのようなものが立ちのぼり「いかにも……」といった雰囲気です。
午前9時半、鳴沢氷穴に到着!(山梨県南都留郡鳴沢村8533)
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綺麗な売店があり、広い駐車場にはすでに観光客の姿もちらほら(*^_^*)。
受付で入洞料1人350円を払いゲートをくぐると、すぐに地底への入り口がポッカリ口を開けていました。
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現在は樹海となっているここ富士山麓一帯は、西暦864年の富士山の大噴火で溶岩が流れ込み、徐々に地形が形成されていきました。
溶岩が固まる際にガスが抜け、空洞化した洞窟が樹海周辺には数多くあるそうですが、中でも有名なのがここ鳴沢氷穴。近くの富岳風穴と共に昭和4年に天然記念物に指定されています。
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鳴沢氷穴は地下21メートルまで潜る縦穴で、環状にぐるりと繋がっており全長は150メートルとか。
まずは大きく開いた穴から階段を降りて行くのですが、「氷穴」とだけあってひんやりした空気にすぐさま包まれます。
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内部の温度は0~4度と予想以上の寒さで2人でビックリ。
夏場なので大変気持ちが良いのですが、妹は昨日購入したケヤフェスのバスタオルで身体をくるんで寒そう。
洞内で最も低い場所は高さ91センチで、しゃがみながらでないと進めません。
これは期待以上に探検気分に浸れて楽しい(*^_^*)。
なお残念ながら気付けませんでしたが、洞内には玄武岩で覆われていて音が全く反響しない場所もあるらしいです。
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低くて急な階段を168段分降り、最深部へ到着です。
天井の高い開けた空間が広がっていました。
さらに地底へ延びる?「地獄穴」
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立ち入り禁止なので、最深部から柵越しに覗き込むかたちになります。
なんと未だにどこまで続いているのか不明といい、入ると二度と帰ってくることは出来ない恐ろしい穴らしいです。
ここに投げ込まれた花が江の島の洞穴まで流れ着いたという伝説もあります。
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少し進むと、氷が積み重ねられ、美しくライトアップされた広い空間が。
ここは「氷の池」といい、冷蔵庫の無かった江戸時代にはここで氷をブロック状に削り出して保管し、医療用などに使用していたそうです。
さらに奥には氷柱が!!
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温暖化の影響で、先ほどの積まれた氷は再現との事ですが、こちらの氷柱は天然モノ。
洞内の水滴が寒さで凍ることで、夏~冬にかけて見ることができるようです。
実は私、北海道民でありながら氷柱を見るのは初めて。
感動したのももちろんですが、比較的涼しい北海道から猛暑の関東を経由し、本州ド真ん中のこんなところで氷の芸術が見られて不思議な気持ちになったのでした。
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次回、最終回。
ほうとう食べて帰ります!
続く。