新年早々から何だか忙しい。
つい先日まで、文字数6000字という鬼のようなレポート課題に取り組んでおりました。
課題は・・・僕、一応文学部なんで
「芥川賞受賞作を読み、考察せよ」。
(なんだかこんなこと書いちゃうと大学が分かっちゃいそうでコワイな・・・考えすぎか。)
で、僕が迷わず選んだのは
尾辻克彦 『父が消えた』。
「トマソン」「老人力」で有名な赤瀬川原平氏が、別のペンネームで執筆した小説作品です。
いや、中学生の時に『超芸術トマソン』に出会ってから、もう赤瀬川氏は大好きなんです。尊敬する人物の1人。
実は僕、物を書く仕事に憧れていたりするんですが、彼の影響が大きいです。
で、『父が消えた』は今回初めて読んだんですが・・・いいなぁこの作品。やっぱりスバラシイ。
レポートを書くにあたって取り上げたのは「赤瀬川氏の直喩表現について」「本作に登場する家と死の比較について」などなど・・・。
「文学について」のレポートにも関わらず「トマソンの概念について」や「マルセル・デュシャンの特異な創造性」についても取り上げ(赤瀬川氏の文章をデュシャンに例えている評論があったため。)、なんともキテレツなレポートとなってしまいましたが・・・果たして、評価はどうなるのか。
恐らく、今回のレポート課題に本作を選んだのは僕だけでしょう・・・。なんだか僕のレポートだけ異彩を放ってそうだなぁ・・・。
ちなみに、写真に映っている『外骨という人がいた!!』は参考のために図書館で借りたものです。昔から読みたかった本なのですが、機会が無かったために読むのは初めてです。
現在、読んでいる真っ最中なのですが、コレがまた面白い!!
以上です。