ホルマリンのマンネリ感

札幌出身苫小牧在住、ホルマリンです。怪しいスポット訪問、廃墟潜入、道内ミステリー情報、一人旅、昭和レトロなどなど…。

宗谷本線秘境駅紀行 その10

2016-02-12 19:51:06 | 北海道内の旅行・風景
2日目 午前9時。

旭川行き「快速なよろ4号」に乗車中。
北星駅から乗車した時は普通列車の扱いだったのですが、名寄駅で20分停車の後は快速列車に変身し、旭川までを1時間半で駆け抜けます!
普段から需要が多いのか、利用者で中々混んでいます。

宗谷本線「比布(ぴっぷ)」駅

かつて「ピップエレキバン」のCMに登場し、全国的な知名度を誇っていました(笑)。
つい最近までピンク色の立派な木造駅舎が建っていましたが、小ぶりな新駅舎に建て替えられている最中です(車内が混雑していたため、よく確認できず…)
雄信内や北星の今後がますます心配になりますね…。

「永山」駅に停車すると、お客さんが一気に乗り込んできました。1両編成なのであっという間にビッチリ。
そして満杯の乗客を乗せ、列車はすぐに近代的な高架ホームへ。

10時28分、旭川駅に到着!

お疲れさまでした!(^-^)
それにしても、1両の気動車には不釣り合いな巨大ターミナルだこと。


数年前に高架式に建て替えられたばかりの旭川駅。訪れるのは初めてです♪
天井真っ黒で薄暗い札幌駅に対し、全体的に明るく開放的なホームですね!


…さて、これにて宗谷本線の駅巡りは終了です。
それなりに気になる駅はまだあるのですが、やはり移動距離や列車本数の関係で時間的にも厳しい…。
そして、秘境駅でこれ以上の時間を過ごせる気力はもうない(笑)。念願の駅はすべて訪問する事ができたので満足です!
熱狂的な秘境駅マニアにはまだまだ遠いですね、僕は(^_^;)。

といいつつも、本日はもう一つ訪問したい秘境駅が残っています。
場所は道央圏、石勝線です!
もはや「宗谷本線秘境駅紀行」では無くなってしまうのですが、3月で廃止されてしまう駅なので今のうちに行っておかないと!!
こちらも以前から行ってみたい駅でした。さっそく目指しましょうか♪

10時55分発 特急スーパーカムイ18号

ひっさびさの特急電車ですね~!やはり音が静かで快適です。これで一気に札幌方面まで戻るぜ!
…しかし一番前の車両に乗っているのですが、車輪から線路の雪塊を吹っ飛ばす音がゴリゴリ聞こえてきて恐ろしい…(汗)。普段からこんな感じなのか?

11時39分 岩見沢駅に到着!昼食!

乗り換えの時間を利用し、駅となりのバスターミナルにある食堂へ。
ここは去年3月「さよなら赤電車ツアー」の際にも利用した場所で、食事が立派な割に料金が安いんですよね~♪こちらの日替わり定食は確か650円くらいか。

…ちなみにこの時に地震が発生し、結構揺れました(震度4)。
自分含め周囲の方々みんなの携帯電話がうるさく鳴りだし、食堂入り口に立てかけてあったメニューの大きなパネルが倒れたりと、なかなか異様な光景でした(^_^;)
建物内の巨大なディスプレイに映し出された情報によると、震源は浦河沖…。
あら、函館は震度5弱もあったのか、今夜向かう予定なのに…(←ネタバレ)

12時52分発 苫小牧行き普通列車

地震によるダイヤの乱れを心配して駅に向かいましたが、ほとんど影響が出ていないようなので安心しました。
学校帰り?の学生たちに混じって乗りこみます。

13時38分 追分駅に到着。

再び列車乗り換えのため、下車します。
なお、乗ってきた列車の先頭車両はなぜか日高本線カラーでした(右側の青い車両)
高波被害で鵡川~静内間が長期運行休止になっているため、失職して異動になったのでしょうか…。

15時15分発 夕張行き普通列車

こぢんまりした追分駅の待合室で時間をつぶし…やっと来ましたね(^_^;)。
そして次の駅が、いよいよ目指す最後の秘境駅。

15時26分 傾きかけた日差しの中、ひとり下車。

入れ替わりにホームに居たおじさんが1人乗りこんで行きましたが、同業者でしょうか??

石勝線 東追分(北海道勇払安平町追分美園)




こちらはJR北海道の合理化策により、今年3月で廃止が決定している駅の一つです。正式に廃止が決まった駅をようやく紹介することになりますね。
数年前にサイト『秘境駅へ行こう』にて、駅とその周辺の写真があまりにも美しく、ぜひ来てみたいと思っていた駅でした。
この駅名表を見られるのもあと僅か…。


列車本数は上り(千歳・追分方面)が7本、下り(夕張、新夕張方面)が6本。道東方面とを結ぶ幹線に存在している駅のため特急列車や貨物列車が頻繁に通過するものの、停車するのはこれだけ。まぁ、宗谷本線の駅たちと比べると…(笑)。
また、今まで見てきた駅とは異なり、複線ホームに立派な跨線橋と設備が整っています。

なお、石勝線では3駅向こうの「十三里(とみさと)」駅も廃止が決定しています。この区間は利用者が極端に少ないのでしょうか…。


ホームの背後には何もない雪原が一面に広がり、すばらしい解放感です!
夏は一面のとうきび畑を望むことができ、それはそれは感動的な風景なのだそうです。
夏に来たかった…。


東追分駅、実は近くにとあるCMのロケ地があり、地味に人気のある場所なんです。
果たしてその風景とは?
次の列車まで再び2時間ほどあるので、今から行ってみたいと思います♪

次回!「秘境駅紀行」は最終回です。
ラストに感動の絶景が!!
そして第2章へ…!

続く。
コメント (2)
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