(写真:2008年撮影 記事:2012年のものに加筆・修正/ホームページ過去記事を復刻しました。)
2008年8月引退。あなたはこの車両を覚えているか??
かつて地下鉄東西線開業当時(1976年)より、32年のあいだ主力車両として活躍していた6000形車両。写真を見て懐かしさを感じる人、結構いるのではないだろうか。僕が小さい頃、この車両は飽きるほど走っており、東西線に乗る機会があるたびに「新型車両に乗れないかな~」と密かに願っていたものである。しかし、6000形無き現在、こうして写真を見てみると、何とも言い難い魅力を感じるのはなぜだろうか。
6000形の特徴は、なんといってもそのデザイン。デコボコした顔や、オデコについている北海道の飾り、クリーム色に黄緑色の横線という見たこともないカラーリングなど、シンプルな現在の主力車両(8000形)とは対照的に、独創的なイメージだ。最も優れたデザインの列車に贈られる「ローレル賞」を受賞したこともあるとか。実際にその凝ったデザイン故か、札幌市営地下鉄ファンの間では、現在でも最も人気の高い車両ともいわれる。
6000形が引退したのは2008年の夏である。運行最終日には、「6000形さよならセレモニー」なるイベントが実施されたのだが、不運にも塾の模試と重なってしまい、参加することが出来なかった。回答用紙を涙でビショビショにしながら問題を解いたのを覚えている(←ウソ)。写真は引退の半年ほど前に撮影したものであり、当時自分はまだ中学生であった。そのため写真の下手さが目立つ。
我々に強烈な印象を残して消えていった6000形。引退してからしばらく経つが、「地下鉄東西線」と聞いて、今でもこの車両が真っ先に頭に浮かんでくるのは僕だけではないはずである。
車内も独特なデザインで、札幌の観光名所である時計台・大通公園・道庁の絵が壁全体(ドアや天井も含む)にちりばめられていた。観光客にウケそうだ。
白が基調の車内であるため、結構明るいイメージ。使い古された感のある赤い座席がイイ感じ。そういえばホーム柵のない東西線の駅の写真というのも今となっては貴重である。
~買える!!6000形の部品~
札幌市営交通が毎年開催している2つの祭典、「交通資料館まつり」と「市電フェスティバル」。乗り物好きの男の子や家族連れに大人気の行事だが、会場の端っこには、市営交通大好きマニアが行列を作る異彩を放つコーナーがある。バス、市電など廃車になった市営交通車両の部品を販売するチャリティーバザーである。商品はバス部品が大半を占めているが、当然ながら地下鉄車両の部品も販売されており、非常に魅力的な商品も存在する。ここでは、会場で売られていた地下鉄6000形のステキな部品(ごく一部)を紹介したい。(撮影許可取得済み)
・商品No.01 北海道マーク
御覧の通り、6000形のオデコに付いていた北海道マークである(かなりデカイ)。6000形部品の中でもかなりの人気商品で、すぐに売れてしまうので、入手難易度はMaxである。これは僕もかなり欲しいのだが、8000円という高価格に加わり、デカすぎて持ち帰れないので、いまだに購入していない。
ちなみにこの商品、市内の某鉄道部品ショップで15万円(!!)で売られていたのには驚いた。
・商品No.02 時計台イラスト部分
これは個人的にかなりツボだった商品。6000形のカベの一部である。2008年交通資料館まつりでおばさんが購入しているのを見て猛烈に欲しくなったのだが、その時には既に売り切れ。そこで、約1カ月後の市電フェスティバルにてリベンジ、無事購入することができた(嬉)。そこそこの大きさがある割には値段が500円と、お得感がある。部屋に飾ればいい感じのオブジェとなる。
・商品No.03 車体番号プレート
6000形車内に貼られていた車体番号のプレート(アクリル製)である。こちらも市電フェスティバルにて300円で購入。4ケタの数字は、「6」が6000形を意味し、、「3」が3両目、「07」は7番目に作られた編成、という事をあらわしている。
ちなみに調べてみたところ、6307号車は1976年製造、2006年に廃車になったとのこと。合掌。
・商品No.04 ライト枠
こちらは2011年交通資料館まつりで初めて見た商品。一見するとどこの部品かわからないし、3000円もするので、「こんなの買う人いるのか~?」と思ったが、数分後に見てみると「売約済み」となっていた。
この他にも、運転台部分やドア開閉スイッチ、前面に付いている札幌市マーク、何処の物かよく分からない計器部分など、色々と売られていたのだが、ごく一部の紹介に留めておく。
なお、6000形部品が大量に売られていたピークは、同車両が次々と廃車された2008年頃で、最近は減少傾向にあるのが残念だ(おそらく殆ど放出してしまったのだろう)。近年では入手しづらくなっている物がほとんどである事をご承知いただきたい。
2008年8月引退。あなたはこの車両を覚えているか??
かつて地下鉄東西線開業当時(1976年)より、32年のあいだ主力車両として活躍していた6000形車両。写真を見て懐かしさを感じる人、結構いるのではないだろうか。僕が小さい頃、この車両は飽きるほど走っており、東西線に乗る機会があるたびに「新型車両に乗れないかな~」と密かに願っていたものである。しかし、6000形無き現在、こうして写真を見てみると、何とも言い難い魅力を感じるのはなぜだろうか。
6000形の特徴は、なんといってもそのデザイン。デコボコした顔や、オデコについている北海道の飾り、クリーム色に黄緑色の横線という見たこともないカラーリングなど、シンプルな現在の主力車両(8000形)とは対照的に、独創的なイメージだ。最も優れたデザインの列車に贈られる「ローレル賞」を受賞したこともあるとか。実際にその凝ったデザイン故か、札幌市営地下鉄ファンの間では、現在でも最も人気の高い車両ともいわれる。
6000形が引退したのは2008年の夏である。運行最終日には、「6000形さよならセレモニー」なるイベントが実施されたのだが、不運にも塾の模試と重なってしまい、参加することが出来なかった。回答用紙を涙でビショビショにしながら問題を解いたのを覚えている(←ウソ)。写真は引退の半年ほど前に撮影したものであり、当時自分はまだ中学生であった。そのため写真の下手さが目立つ。
我々に強烈な印象を残して消えていった6000形。引退してからしばらく経つが、「地下鉄東西線」と聞いて、今でもこの車両が真っ先に頭に浮かんでくるのは僕だけではないはずである。
車内も独特なデザインで、札幌の観光名所である時計台・大通公園・道庁の絵が壁全体(ドアや天井も含む)にちりばめられていた。観光客にウケそうだ。
白が基調の車内であるため、結構明るいイメージ。使い古された感のある赤い座席がイイ感じ。そういえばホーム柵のない東西線の駅の写真というのも今となっては貴重である。
~買える!!6000形の部品~
札幌市営交通が毎年開催している2つの祭典、「交通資料館まつり」と「市電フェスティバル」。乗り物好きの男の子や家族連れに大人気の行事だが、会場の端っこには、市営交通大好きマニアが行列を作る異彩を放つコーナーがある。バス、市電など廃車になった市営交通車両の部品を販売するチャリティーバザーである。商品はバス部品が大半を占めているが、当然ながら地下鉄車両の部品も販売されており、非常に魅力的な商品も存在する。ここでは、会場で売られていた地下鉄6000形のステキな部品(ごく一部)を紹介したい。(撮影許可取得済み)
・商品No.01 北海道マーク
御覧の通り、6000形のオデコに付いていた北海道マークである(かなりデカイ)。6000形部品の中でもかなりの人気商品で、すぐに売れてしまうので、入手難易度はMaxである。これは僕もかなり欲しいのだが、8000円という高価格に加わり、デカすぎて持ち帰れないので、いまだに購入していない。
ちなみにこの商品、市内の某鉄道部品ショップで15万円(!!)で売られていたのには驚いた。
・商品No.02 時計台イラスト部分
これは個人的にかなりツボだった商品。6000形のカベの一部である。2008年交通資料館まつりでおばさんが購入しているのを見て猛烈に欲しくなったのだが、その時には既に売り切れ。そこで、約1カ月後の市電フェスティバルにてリベンジ、無事購入することができた(嬉)。そこそこの大きさがある割には値段が500円と、お得感がある。部屋に飾ればいい感じのオブジェとなる。
・商品No.03 車体番号プレート
6000形車内に貼られていた車体番号のプレート(アクリル製)である。こちらも市電フェスティバルにて300円で購入。4ケタの数字は、「6」が6000形を意味し、、「3」が3両目、「07」は7番目に作られた編成、という事をあらわしている。
ちなみに調べてみたところ、6307号車は1976年製造、2006年に廃車になったとのこと。合掌。
・商品No.04 ライト枠
こちらは2011年交通資料館まつりで初めて見た商品。一見するとどこの部品かわからないし、3000円もするので、「こんなの買う人いるのか~?」と思ったが、数分後に見てみると「売約済み」となっていた。
この他にも、運転台部分やドア開閉スイッチ、前面に付いている札幌市マーク、何処の物かよく分からない計器部分など、色々と売られていたのだが、ごく一部の紹介に留めておく。
なお、6000形部品が大量に売られていたピークは、同車両が次々と廃車された2008年頃で、最近は減少傾向にあるのが残念だ(おそらく殆ど放出してしまったのだろう)。近年では入手しづらくなっている物がほとんどである事をご承知いただきたい。