日本ユーラシア協会広島支部のブログ

本支部は、日本ユーラシア地域(旧ソ連邦)諸国民の相互の理解と親善をはかり、世界平和に寄与することを目的とする。

日本ユーラシア協会広島支部ニュース2021年8月30日

2021-10-25 22:27:31 | 日記
  日本ユーラシア協会広島支部ニュース2021年8月30日
【第78回ロシア語能力検定】
10月30日2級4級、10月31日1級3級が広島市東区民文化センターで実施されます。9月15日受付締め切り。
https://www.tokyorus.ac.jp/kentei/schedule.html

【ボルゴグラードの日開催日の変更について】今年9月12日開催予定のボルゴグラードの日は延期となりました。代替計画は検討中です。

【第49回全国ロシア語コンクール】
趣旨:ロシア語の運用能力を高め、ロシア語を話す人々との交流・友好の発展を目的とする。日時:2021年10月17(日)13:00~
場所:東京ロシア語学院2F
開催方法:対面式(無観客開催)
全国ロシア語コンクールご後援、ご協力団体各位
 平素より格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
 第49回全国ロシア語コンクールのご案内として、チラシデータを添付ファイルにてお送り致します。
当コンクールは、10月17日に東京ロシア語学院にて開催の予定となっています。
しかし、チラシ裏面の実施要項に記載しています通り、新型コロナウィルスの感染状況が悪化し、緊急事態宣言が発出された場合、コンクールを中止することもありますので、あらかじめご了承ください。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
[申し込み期間・お問い合わせ]9月1日~9月17日https://www.tokyorus.ac.jp/events/202110concour.html
【経済交流委員会、城東支部柴田洋二さんより】2021年8月6日のウリヤノフスク側の写真とビデオを下記アドレスのサイトで 見ることが出来ます。>
https://drive.google.com/drive/folders/1b-B0i7csbI0FSYiXAipmiDbEDC9VFvCV?usp=sharing
【せこへい美術館】8月17日~22日まで広島市中区袋町 旧日本銀行広島支店で開催される展示会を後援します。8月17日は15時よりオープン。
【書籍の紹介】マリス博士の奇想天外な生涯
キャリー・マリス著 福岡伸一役2004年4月15日発行 早川書房 著者は1944年ノース・カロライナ州生まれ。幼い頃に化学の楽しさに目覚め、寛大な母のもと、さまざまな実験を繰り返す。ジョージア工科大学卒業後に就職したシータス社の研究者時代に、PCR(ポメラーゼ連鎖反応)を発明。この業績が認められ、1993年にノーベル化学賞を受賞。
[天災と人災の間]
 2019年12月以来の新型コロナウイルス感染症は、いくつかの波形を描きながら拡大している。新型コロナウイルスは2002~2003年に発生をみたサーズの近縁ウイルスと言われている。日本で当初第1類感染症に分類されていたサーズは2006年12月の法律改正(感染症法)で、結核と同じく第2類に移された。新型コロナウイルス感染症は現在「第2類相当」と言われている。台湾はサーズを第1類型のままとし、新型コロナウイルス感染症は2020年には第1類型よりも一段と警戒レベルを高めて第5カテゴリーに指定した(日本の第5類とは違う。)。  
これらのウイルスによる感染症が「動物を含めた自然界由来」と言われる一方で、政府による対応の差によって、その被害に差が有るとすれば、コロナ禍(コロナ災害)が「天災」の側面を有しながらも「人災」と言われるのも根拠なしとしない。
 近年、気候変動が話題となっている。気候変動によって、過去、現在、そして将来において被害が及ぶとすれば、それは「天災」なのか、「人災」なのか、あるいは区別されえないものなのか?
 広島地方では、近年2014年、2018年に続き今年も豪雨被害があった。気象庁は降水量データを公開している。広島降水量データは1879~2020年までの142年間。年間降水量と日最大値、時間最大値の傾向などを知ることが出来る。①年間降水量については図に表す。横軸は西暦[year]、縦軸は降水量[mm]を示す。142年間でわずかな増加傾向がみえる。1923年に途方もない大きな値(統計的に外れ値)がある。平均値±標準偏差で示すと1551±303mm。更に図は省略するが、②1日降水量。142年間でわずかな増加傾向がみえる。1926年には、340mmという途方もない大きな値(統計的に外れ値)がある。1982、2018年にも極端な値がある。108±40mm。また③(図を参照。)1時間降水量。データがある132年間で増加傾向がみえる。1900~1950年の50年間には経年変動が大きくなり、災害レベル50mmを超える年度が9回出現した。1926年は80mm近くに達した。1926年以降には、一旦は変動が小さくなったが、1980年以降、経年変動が大きくなる傾向がみられる。④雨日の数。(省略)⑤大雨の日の日数(1日、70mm以上。)。142年間で増加傾向がみえる。1920~1943年のおよそ20年間には経年変動が大きくなり、1923、1941、1943年は10日を超えた。1993、1997年も10日を超えている。(広島市江波山気象館には1926年広島豪雨の広島測候所記録が有る。)
 人間活動が環境に大きい影響を与えた例は多くある。近代の植民地主義による例として、日本による1904・1905年の日露戦争後~1945年中国東北部の「満州(特にその東部20万平方キロメートル)」における自然破壊がある。

【次回以降に掲載】「映画『氷雪の門』への考察、5月3日の憲法集会、連載の炭本遵さんのボルゴグラード訪問記は次回以降に掲載します。

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