江戸時代の全盲の国学者・塙保己一(1746~1821年)の没後200年に当たる2021年、出身地の本庄市では、市や市民団体などに企業などによる様々な記念行事が行われた。
命日の9月12日には恒例の「遺徳顕彰祭」が開かれ、かって地域の主要産業だった瓦材で地元企業が製造・寄贈した座像も祭壇に添えられ、座像は市内の全小学校にも一体ずつ贈られる。
「塙保己一記念館」では11月14日まで、愛用の机などを公開する企画展を開催した。米国の社会福祉活動家で視覚と聴覚の重複障碍者だったヘレン・ケラー(1880-1968年)も、1937年の来日時にこの机に触れたのは有名な話。
生涯を紹介した「世のため 後のため ものがたり塙保己一」を「総検校塙保己一先生遺徳顕彰会」は2万部発行、市内全小学校に配布した。全国から募集したイラスト入りの没後200周年記念のロゴも市内各所に張り出されている。
2023年の上映をめざし、映画化の話も持ち上がっているという。これが実現すると、深谷市出身の日本資本主義の父・渋沢栄一、熊谷市出身の日本の女医第1号荻野吟子の「県出身の3偉人」のテレビ・映画化が実現することになる。
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