クヌギの木のTOPを「オオムラサキ♂」が飛ぶのを見つけました
しばらく待つとオス、メスという順番で樹液を吸いに来ました
「オオムラサキ♀」
飛ぶときにカタカタカタとプラスティックな音を発して飛んできます
私は、昆虫で羽音をたてて飛んでくる「蝶」は他に知りません。
国蝶の「オオムラサキ」は優雅でもあり、「戦う蝶」でもあります
画像を見ていただければわかりますが、胸の筋肉が異常に発達しており羽ばたきが強烈です。
この翼の力で樹液を吸いに来るスズメバチなども弾き飛ばしてしまう「ファイティングバタフライ」なのです
しかし、雄もメスも翅表はとても美しい色彩です
なかなか美しい翅表を見せてくれません
メスは一回り大きくて、シックな茶色の翅表です
着物の柄にしたら「渋い」のではないでしょうか?
オスも、メスも胸部の発達は他の同じ大きさの蝶に比べると異様です
今季もようやく「オオムラサキ」に出会えてほっとしております。
しかし、例年に比較すると二週間は遅い出現です。
今日の個体はバイトマークもなく羽化して間もないという感じでしたが、
例年ならば今頃の「ファイティングバタフライ」の翅はボロボロなのだ