江談抄 博雅の三位琵琶を習ふ事
江談抄第三 六十三 博雅の三位琵琶を習ふ事 博雅の三位の會坂の目暗に琵琶を習へるは知...
今昔物語集 源博雅朝臣行会坂盲許語
今昔物語集卷第二十四 源博雅朝臣行会坂盲許語第二十三 今昔、源博雅朝臣ト云人有ケリ。...
十訓抄 第八 西行女が死んだ時の西行の態度の事
第八 可堪忍諸事事 四 西行法師、男なりける時、かなしくしける女の、三四ばかりなりける...
古今著聞集 西行法師大峰に入り難行苦行の事
57 西行法師大峰に入り難行苦行の事 西行法師、大峰をとをらんと思ふ志深かりけれども、入...
古今著聞集 神祇第一 二條宰相雅經賀茂社に日參して利生を蒙る事
神祇第一32 二條宰相雅經賀茂社に日參して利生を蒙る事 二條宰相雅經卿は、賀茂大明神の利生にて、成あがりたる人也。そのかみ世間あさましくたえ/...
増鏡 第二 新島守 後鳥羽院崩御
この浦に住ませ給ひて十七年ばかりにやありけん。延応元年といふ二月廿二日むそぢにて隠れさ...
増鏡 第二 新島守 遠島歌合
さま/"\めでたくあはれにも、色々なる都のこと/"\を、ほのかに傳へ聞し召して、おきには...
増鏡 第二 新島守 雁信
はつかりのつばさにつけつゝ、ここかしこよりあはれなる御せいそこのみ常はたてまつるを御覽ずるに、あさましういみじき御涙のもよほしなり。家隆の二位は、新古今の撰者にも召し加へられ、おほ...
増鏡 第二 新島守 都よりの消息
たとへしなくながめしをれさせ給へる夕暮に、沖の方にいと小さきこの葉の浮かべると見えて漕ぎくるを、あまのつりぶねと御覽ずる程に、都よりの御せうそこなりけり。 すみぞめのおんぞ、夜の...
増鏡 第二 新島守 隠岐の秋
初秋風のたちて、世の中いとゞ物悲しく露けきさまさるに、いはんかたなくおぼしみだる ふるさとを別れぢにおふるくずの葉の秋はくれどもかへる世もなし 秋風の吹きうらかへすくずのは...