兼載雑談19 花しょうぶ
兼載雑談一、花あやめといふ事、招月初めて歌によめり。はなしやうぶと世俗にいうて、軒には...
兼載雑談20 清水柳蔭、我さへ忍草
兼載雑談一、道のべの清水流るゝ柳かげしばしとてこそ立ちとまりつれ是もけれにては、曲なかるべし。一、住みかねて我さへのきの忍草しのぶかた...
兼載雑談21 恋歌、新島守
兼載雑談一、 二聲とたゝかぬさきに戸を明けて基佐が句なり。連歌合の句なりしに、皆人勝の札を打ちたりしに、兼載戀の本意、無念なりとて劣の札うたれしに、滿座かんじけると云々。 たゞたの...
兼載雑談23 鶴の毛衣
兼載雑談一、 千鳥もきけりつるの毛衣不似合事なりと鴨長明抄にあり。歌論 無名抄 千鳥鶴毛衣事俊惠法師が家を哥林苑と名付けて、月毎に會し侍りしに、祐盛法師其會衆にて、寒夜千鳥と云ふ題...
兼載雑談24 定家上戸、源具氏
兼載雑談一、定家卿は、上戸にておはしけるが、慈鎮和尚の日記に、定家と數日の酒の事あり。一、源具氏は具親の子なり。俊成女の腹なり。嵯峨禅尼と後にいひし人なり。源具氏 - Wikipe...
八雲御抄 明暦二年版 蔵書
八雲御抄 全七冊 巻第一、二、三上、三下 巻第四、五、六 刊行年不明 ※ ...
八雲御抄 序及び巻第一目次 蔵書
八雲抄序 夫和歌者起自八雲出雲之古風、廣于文武 聖武之皇朝、言泉流遠詞林道鮮。其降已 來貴賤翫之道俗携之。然而不学素雪丹 鳥之窓、恐詠三十一字之句。無窺玉渕争知 驪...
八雲御抄 正義部 六義事 蔵書
八雲抄巻第一 正義部 六義事 一、風といふは、そへ哥也。物をものにそへ、よめる也。其 事をいはで、其心をさとらすといへり。 難波津にさくやこの花冬ごもり 今は春べとさ...
八雲御抄 正義部 序代 蔵書
八雲抄巻第一 正義部 序代 昔は、可然哥合などには、多く假名序代にて、真 名はすこし也。たゞやうもなく、ふみなどの樣にかくなり...
八雲御集 正義部 短歌 蔵書
八雲抄巻第一 正義部 或稱長哥。両説子細多之。又俊成古言抄に巨細いへり。 短哥 何に有謂。只所詮長哥短哥皆なが哥...