新古今和歌集の部屋

和漢朗詠集18 夏夜 筆者不明巻子本コレクション


風 吹 枯 木 晴

天 雨 月 照 平

沙 夏 夜 霜

夏の    なく
  夜    一と
   の    こゑ
          に
ふす
  かと     あくる
   すれば

ほとゝ       しのゝめ
   ぎす


 夏夜
江樓夕望招客 白居易
海天東望夕茫茫 海天東を望めば夕茫々たり。
山勢川形闊復長 山勢川形闊くして復た長し。
燈火萬家城四畔 灯火万家城の四畔
星河一道水中央 星河一道水の中央
風吹古木晴天雨 風は古(枯)木を吹く晴天の雨
月照平沙夏夜霜 月は平沙を照らす夏夜の霜
能就江樓銷暑否 能く江楼に就きて暑を消せんや否や。
比君茅舍較清涼 君が茅舎に比すれば較(校)や清涼

古今
夏の夜は伏すかとすればほとゝぎす
 鳴くひとこゑにあくる東雲

約640×31cm

平成30年12月25日 參點壱
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「漢詩」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事