前田家本 方丈記 今様1 思へばこの世は
おもへはこの世は程も なし 栄花は○な是 春の夢 名利のこころを いとひつゝ一心に 弥陀を念べし し ...
前田家本 方丈記 今様2 例ひ千秋を送るとも
たとひ千秋をくるとも 歳月程なくすき やす し いは○や老少不...
前田家本 方丈記 今様3 長夜の眠り
長夜の○ふり○とり さめ五○○夢おと ○ きて しつかにこの世を 観するれはわつかに 刹那のほ○○○ 長夜の眠...
前田家本 方丈記 今様4 日もいたづらに
……も…つ…き ふ…… 見 こよひむなしく あけなは○おきて 何...
初雁や
初雁やならべて聞くは惜しいこと この句も千代女7歳の時の作と伝えられている。 これも7歳...
前田家本 方丈記 日野の庵0 地を占めて造らず
つくらす。つちゐをくみうちおほ ひをふきてつきめことにかけか ねをかけたり。もしこころ...
前田家本 閑居友 建礼門女院御いほりにしのびし御幸の事
文治二年ノ春建礼門女院世をすてゝこもりゐ させたまへるもとにいかさまにしていまそかるら むとて夜おこめてしのひ乃御幸ありけり。そ乃 をハします所にいと(あやし)けなるあま乃と...
こもん
たのにはにこもんはなさくみにこんか この句は、千代女が最初に作ったものとされておりま...
前田家本 閑居友2 憂き世を出でて佛の御国に
いてゝ佛乃みくにゝむまれんとねか者ん人いかてか すつとならはなをさり乃事侍へきさき乃よ...
前田家本 閑居友3 誰も哀れと思されけん
たれもあ者れとやおほされけん。あるはなおしの そてをかほにあ○あるはおもてをかへにむ可へ...