尾張廼家苞 恋歌二3
尾張廼家苞 四之上 泪の色のつひに紅になれるよしにて、涙の色のかは らぬほどは、しのぶれども、紅になりてはえしのびあへぬ意 な...
美濃の家づと 一の巻 夏歌7
題しらず 西行 道のべにし水ながるゝ柳かげしばしとてこそ立どまりつれ しばしとおもひてこそ立どまりたるを、あまりすゞしさに、 えたちさらで...
尾張廼家苞 恋歌二2
尾張廼家苞 四之上 (を、下のこゝろをもらすとつゞきたる やうにて、すこしあかぬ所あり。...
美濃の家づと 一の巻 夏歌6
式子内親王 まどちかき竹の葉すさぶ風の音にいとゞみじかきうたゝねの夢 朗詠に、風生竹夜窓間臥。 初句うたゝねによし有。 二の句すさぶといふ詞おもし...
尾張廼家苞 恋歌二1
尾張廼家苞 四之上 戀歌二 五十首ノ歌奉りしに寄雲恋 俊成卿女 下もえにおもひ消なん烟だに跡なき雲のはてぞ...
歌論 無名抄 不可立哥仙教訓事
不可立哥仙之申教訓事 おなじ人つねにをしへて云。あなかしこ/\哥よみ なたて給そ。哥はよく心ずべき道なり。われらがごと ...
美濃の家づと 一の巻 夏歌5
だいしらず 俊成卿女 たち花の匂ふあたりのうたゝねは夢も昔の袖の香ぞする 家隆朝臣 ことしより花さきそむる立花のいかで昔の香にほふ...
尾張廼家苞 恋歌一3
尾張廼家苞 四之上 (たよりなきほどに、我ためにしるべ して、此思ひをしらせてくれよと也。...
美濃の家づと 一の巻 夏歌4
百首ノ哥よませ侍けるに 入道前関白太政大臣 五月雨はおうの河原のまこも草からでやなみの下にくちなん おうの河原とは、万葉三に、飫宇(オウノ)海の河原の千鳥云々。とある 所...
尾張廼家苞 恋歌一2
尾張廼家苞 四之上 心なりけり。(此古歌と初二句は全くおなじけれど、其同じきはたま/\ ...