百人一首拾穂抄 参議雅経
参議雅經 飛鳥井祖 権中納言忠教卿飛鳥井難波祖曽孫。刑部卿頼輔孫。刑部 卿頼經子。母顕雅女也云云。參議從三位。蹴鞠和哥兩道の 人にて、新古今五...
鴨長明方丈記之抄 養和の飢饉1 或は家を忘れて
或は家を忘れて山にすむ。様〃御祈 はじまり、なべてならぬ法共行るれ共 さらに其しるしなし京のならひ、なには につけてもみなもとは田舎をこそたのめ るに絶えてのぼるものな...
百人一首拾穂抄 後京極摂政前太政大臣
後京極摂政前太政大臣 良經公 法性寺関白忠通公孫、後法性寺関白兼實公九条二条一条祖 子也。母は從藤原季行女也。建仁二年十二月二十五日摂 政、元久元年正...
鴨長明方丈記之抄 福原遷都4 限りある貢物をさへ許されき
かぎりあるみつぎ物をさへゆるされき。 これ民をめぐみ世をたすけ給ふによりて也。 今の世中の有さまむかしになずらへて 知ぬべし又養和の比かとよ。久しくなりて たしかにも覚えず...
百人一首拾穂抄 式子内親王
式子内親王 号萱斎院 後白河院第三皇女母從三位成子大納言季成卿 女云云。加茂の斎院にて准后になり給へり。鵜本云 萱斎院・二条院讃岐・宜秋門院丹後・宮内卿・亡父...
葛飾北斎 百人一首乳母が絵とき 藤原道信朝臣 浮世絵復刻コレクション
百人一首 宇波が縁説 前北斎卍 藤原道信朝臣 明ぬれば くる...
鴨長明方丈記之抄 福原遷都4 都の条里たちまちに
都の條里たちまちにあらたまりて、たゞ ひなびたる武士にことならず。これは世の 乱るゝ瑞相とか聞をけるもしるく日、をへ つゝ世中うき立て、人の心もおさまらず 民の愁つゐに...
鴨長明方丈記之抄 福原遷都3 内裏は山の中なれば
内裏は山の中なればかの木丸殿もかくやと 中/\やうかはりて、優なるかたも侍りき。日〃 にこぼちて川もせきあへずはこびくだす家 いづくに作れるにかあらん。猶むなしき地 は...
歌論 無名抄 近年會狼藉事
近代會狼藉事 この比人/\の會につらなりて見ればまづ會所の しつらひよりはじめて人の装束のうちとけたる さまをの/\がけしきありさまみだれがはしき事 ...
鴨長明方丈記之抄 福原遷都2 軒を争ひし人の住まゐ
軒をあらそひし人のすまゐ日を經 つゝ荒行家はこぼたれて淀川にうか び地は目前に畠となる。人の心皆あへ たまりて、たゞ馬鞍をのみをもくす牛車 を用とする人なし。西南海...