JN2IFL's ブログ

日常の出来事をゆっくりのんびりと。

金毘羅宮から道後温泉 その3

2007-09-23 17:59:54 | 旅行
 旅2日目の最初は大歩危峡をめざしました。琴平町を後にしてひたすら南下し高知方面へ向かうこととなります。四国は思いのほか山がちで徳島県との県境付近には山の中腹にたくさんの集落があり、今でこそ自動車の通れる道路が整備されているのでしょうが、それまではどんな生活環境だったのでしょう?
 峠を下り込んでいくと吉野川が見え、近くに徳島道が走る旧池田町に入っていきます。高校野球で有名になった池田高校のある町です。川の本流沿いに国道をひた走り小歩危峡を越えて大歩危峡から観光遊覧船に乗り込みました。両岸の岩肌の亀裂が下流方向に向かっている場所が大歩危で小歩危ではそれが上流に向かっているとのことです。
 利根川の坂東太郎、筑後川の筑紫次郎と並び四国三郎と称される吉野川は水量が豊富で瀞場では平常時でも数mの深さがあるそうです。



 次に向かったのは「祖谷(いや)のかずら橋」です。吉野川を渡り急坂を越えてたどりついたところは、それこそ蔦やかずらで組んだ両側の綱に棒が15cm間隔で渡された粗末なつり橋でした。橋の下は丸見えののうえ揺れ方も半端ではなくちょっとした遊園地のアトラクションのようで、Ⅹは娘に支えられやっとのことで渡り終えていました。後ろの皆さん渋滞の原因はうちのⅩですスンマセン。
 近くの道の駅で鮎を焼いていたので思わずぱくついてしまいました。





 予定時間を少しオーバーしつつ徳島道に戻り次の目的地の道後温泉へ向かいました。高速道路とはいっても片側1車線の部分が多く時間を取り戻すことはできず、昼食はSAで取ることとなってしまいましたが、飽食状態の一家はほんのスナック程度で十分満足のようです。
 松山に入り宿に車を置いてから道後温泉街の散策に出かけました。温泉街らしく観光客があふれ活気が感じられます。道後温泉に来たからには「道後温泉本館」に入らなくては話にならないとばかりに400円を投じて立ち寄り湯を楽しみました。浴室は年代を感じ、湯船は中腰でないとおぼれてしまうほど深くお湯は熱めでしたが十分に温泉気分を堪能させていただきました。この「道後温泉本館」は「千と千尋の神隠し」のモデルになったらしく、そう言われれば外観のみならず値段によって入れる風呂が違うことはまさしくアニメの舞台にそっくりです。



〔風呂上りにはもちろんこれ〕


 みやげ物を買い込み温泉街のはずれにある「坊っちゃんカラクリ時計」の動きを見物してから宿に戻りました。マドンナや赤シャツ、たぬきなど小説に登場する人形が出てきて結構愉快でした。



続く。