世界の大転換、これは1990年前後に起こった東側体制の崩壊はこの数十年で最も大きかったものではないかと思っています。ちょうど僕の二十歳前後の頃です。ただこの時、それを感じる余裕はなかった。学生で、5年間の専門教育を受けてる途中で、勉学に勤しみすぎて乗り遅れた。この時の変化や感覚を感じ、咀嚼する機会がないまま、時を過ごした。
世界の空気に触れることができるようになったのは1995年ごろからだった。モスクワ空港にトランジットで立ち寄った時のあの、暗さ、重さ。北欧では日本ではまだポケベルの時代に、電話の子機を持って歩いてるのか?と思ったら、あれは後に分かるのですが携帯電話だった。
この時の大変換に匹敵する変化が今起こっているよな気がします。コロナがそれに火をかける形で。前の大変換は体制や仕組み、政治的な形の転換でした。今度は真逆のところで起こる。個人個人、一人ひとりの中で起こる変化。生き方、使命、生きる意味、そして死に方。猛烈な焼きこがれるような変化。
僕は海出会う人、すれ違う地元に人に必ず挨拶をするようにしています。最近気がついたのですが、以前は挨拶をすると100%反応が返ってきたのですが、最近無反応で通り過ぎる人が増えてる。人と話したくない、接したくないという人が。
超個人的に生きる人と(左側の人とする)、人との関わり合いの中で生きる人(右側の人とする)、両極の人が出てくるような気がします。左側の人と右側の人が隣同士で生きていく(共存する)世界。
荒っぽい世界になりますが、僕はどちらかというそういう世界の方が心地が良い。その方が健全だと思うからです。これからどのような世界になるか、自分の到達点をどこに求めるか、考えるのは楽しいでしょう?。
妬んだり悲観したりせず、希望を持って目的に向かえば未来は必ず開かれる。アンゲラ・メルケル