jogo式Canoe Life

Go West(2)

 瀬戸内海では船舶の多さに閉口した。船舶の多さは聞いてはいたが、予想以上だった。中型貨物船が平気で僕の20m横を後ろから追い抜いていったりする。航路の横断では200m近い長さの巨大船舶が目の前を横切っていった。
 船舶のレーダーにシーカヤックが映るのか?これは疑問だ。「映る」という人もいるが、少しでも海が荒れると、ダメらしい。

 瀬戸内海のシーカヤッカーは、他の地域のシーカヤッカーより船舶に敏感だ。船舶からの視認性を上げるためアンテナポールを立てたり、黒や紺のウエアより、黄色やオレンジのものを好んで着ていた。

広島の向井さんの労作。デッキに吸盤で釣竿を立て、これに旗をつける。
 ほぼ西日本を縦断して、多くの地元シーカヤッカーと話をした。その中で、シーカヤックが漁船に轢かれたり接触している例が多いことに驚いた。死亡例もあるという。動力船舶との接触や接近を避ける技術や工夫は、シーカヤック分野で真剣に研究されるべき課題だと思う。いかがであろうか。

汽笛を鳴らしながら僕らを追い抜いていった船。

コメント一覧

jogo
Kazuさん、ご無沙汰です。元気にカヤックライフを送っていますか?
 よい物、良い方法、ないですかね、っていうか、研究の余地ありだと思います。
 Go West中、具体的にシーカヤックが船舶に轢かれた例を5例聞きました。たった一回の旅の中でであったシーカヤッカーから聞いたのでこれですからね、実際はもっと多くの事故が起こっているでしょう。重要なのは、これから類似事故を起こさないようにするにはどうすればいいか。具体的に、そして何を変えなければならないか。この辺りだと思います。
kazu
http://homepage3.nifty.com/383-0556/kai/framepage18.htm
城後さん
ご無沙汰しています。
しかし、人を救助したり大型貨物船に驚かされたりと、凄い冒険旅行でしたね。
お疲れ様です。
普通のカヤッカーが体験する数倍の経験を今回の旅で一気に経験されたのではないでしょうか。羨ましいかぎりです。
漁船や大型船舶からのカヤックが見えるか否かですが、オイラはヨットに乗っていた時期があって、セイルが邪魔して何度か前方の船を確認できなかった事が多くあります。オイラの場合、逗子や葉山辺りでヨットが近づいてくると、カヤックからクルーが見えたらパドルを立てて目立つようにしたり、クルーが見えない時は、急いで離れるようにしています。ヨットはタックしたりすると、45度角度を変えてあらぬ方向に進んできますので油断できません。城後さんのブログに書かれていたように、元漁師さんの言う『大きな音の出るもの』が必要かもですね。エアーホーン等も良いかもしれません。携帯用の救助用ホイッスルは、あまり頼りになりません。漁船や大型船のディーゼルエンジンの音にかき消されてしまうようです。漁船に轢かれる前に、何とかしなければと常日頃から思っています。良い物・・・ないですかね?。
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