今のように子供が大切にされなかった頃、それこそ勘違いさせて消費をさせるような騙しが横行していました。
例えば、単純に成績が良ければ、好きなものを買ってあげるとかと言う話です。
専業主婦で父親がサラリーマン等だと母親に接する時間の方が多く、父親は物で釣らないと言う事を聞いて貰えるのか対等な関係だったんでしょうね。
ある程度、世間を知ればそんなのは消えるのでしょうけど誤解と言うか、理解不足がそうさせるようなテレビの状況でした。
ところが、時代が移り変わって両親ともに働いている状況でまだサンタがいるとか言ってられないので騙しの消費は減り、更にそう言うコマーシャルも減りました。
むしろ、単純な高齢者や金の有る独身とかへ向けてターゲットを変更しています。
それと昔は物でしたが、最近だと体験とかサービスでターゲットオンしています。
それに「お得」と称して消費を煽っていますよね。
もっと手が込んでいるのはふるさと納税で地方への協力などを意識させて、更に返礼品も揃えるような状況です。
それでもネット程は消費に直結しないのでコア視聴率とかで稼ごうとしていますが、おそらく下手すればBSの消費の方が余程視聴者に直結した高齢者向け番組とそう言う通販のスポンサーのセットになっています。
騙しのテクニックで稼げた時代はとうの昔で、基本的には騙すよりも好まれるような商品やサービスですよね。
実はそうなると今の番組の制作態度やMCの姿勢が必ずしも沿うような状況にはないのでしょうね。
見た目だけかもしれませんが、一所懸命に司会進行役を務めるいるのです。
それがまさに視聴率黄金時代の考え方で熱の入れようで視聴率が稼げた時代の話です。
ネットの批判と言うか、常識的なリテラシーからすれば過ぎた情報の展開さえも下手すると炎上要素です。
未だ決まってもいない話を想定でしますと当然ですが、世論誘導みたいな場合もありますから。
それに昔なら言ってもそう問題視されなかったような見方さえも駄目になりました。
その理由はネットの中には批判や記事の為のコメントに溢れ、本質的解決やその背景まで察するような努力は皆無です。
特に背景を察する努力なんて大人の思考ですから、本当に子供や学生気分の社会人、それにさほど仕事で責任を負わない人達からすれば背景以前の直感的な判断で終始してしまいます。
テレビの改革が必要な時期に来て、更に広告収入も減り、コロナ禍でイベントなどがし難い状況です。
必要な情報や最低限の資料で済ませば混乱にしないのにたいていフリップが見つからないとかになりますよね。
打ち合わせしていても進行通りに行かないのに更に臨時に飛び込んできたニュースや事件事故まで挟みますから大変です。
昭和のワイドショーなんて芸能ゴシップなどでしたから批判も有るけど、アメリカンプロレスのような筋書きと茶番込みの情報で騙されても楽しければよかったのでしょう。
今のワイドショーの隙の無さはガチだけど、直ぐに他に当たる危険や余裕の無さで騙しを楽しむ余裕さえもないまるで新社会人の無垢のような硬さすら見えてしまいます。
互いに大人で失敗してもそれは落とし込める隙があって過剰反応にならないと言うか双方向で無かった分時間がかかって当たり前でした。
ネットが炎上し、かつそれに追従して文句を言いたがる社会なのが変な制約を課して要らない緊張感と誤解させるような情報になっていたりします。
イーロンマスク氏のように話題提供込みの騒動を演出するだけの能力は今の日本のテレビ業界に求めるには、あまりに子供過ぎるネットのレベルではあります。