[深層NEWS]裏金化疑惑、岩井名誉教授「安倍派は事実上瓦解していくのではないか」(読売新聞オンライン)
安易に瓦解するとか言うものでしょうか?
少なくとも清和政策研究会としての歴史もあります。
それに清和政策研究会がなくても同様の派閥的な体質のグループは出来易いと考えます。
それに以前にもリクルート事件があっても派閥は解消しきれないのです。
そもそも新人議員を育てるようなシステムが強くなく、その代わりにもち代のようなお金が必要となるのでしょう。
ただ単に業界や政策、そして族議員の集まりではありませんから。
一連の騒動で情勢が変わるまたは名称変更、通称変更も含めてイメージチェンジはするのでしょうけど。
また、派閥とは無関係にアメポチが多く、また官僚出身者と言う流れも各派閥であり一つ解消しても裏でどうなるのかなんて知れたものです。
金や政策、仲間や意思疎通で固まっているのであって個々にも人間関係や思想・価値観はあるのでした。
むしろ派閥の領袖による私物化されてしまう方が問題で、強い政治家による方向性は手に負えないのです。
その流れが原発や郵政民営化などの改革で間違い易い体質になるのもあるのでしょう。
アベノミクスにしてもそうでしたが、正解に近くとも済し崩し的に10年以上続いてしまった時点で改善の余地はあったかと思います。
低金利政策による円安・インフレの弊害が庶民に与えた影響からすれば出来あがってしまった理屈は独り歩きしますから。
田中角栄氏の日本列島改造論のように地方への利益配分と言うのは地方創生やふるさと納税と形を変えても利害関係の一つの要素として残っているように見えます。
脱派閥と言いながらも数の論理や新人の育成で集まってしまいます。
また、青年局のようなシステムが強くないと結局のところ教育にしても上手く行かずに失言や不祥事が起きてしまうのかと思われます。
マスコミが派閥批判するのはし易いからだけです。
悪者を何かに絞ってそれを標的にすれば楽ですから。
ですが、それを言うならマスコミこそも同じ穴の狢です。
ある種の思想や利益それに経営者との関係でも権力監視と言う点で政治家主導の反流として存在してきていますから。
その政治家主導に論理的専門的に歯止めを掛けてきたのが有識者で大学教授等が代表されるのでした。
派閥を解消するなら、憲法擁護みたいな話しか出来ない屑の学者の集まりも解散すべきとなりますよね。
役に立たない日銀や財務省の偏った人達にしても変えるようでなかったから失われた20年やその反動のアベノミクス10年と言う融通の効かない、また成果が出難い政治で問題が積み上がったのです。
もっと柔軟でそれこそ国民生活や経済を重視した政策への対応をしていればまだ閉塞感は減るのかと思います。
裏金、即悪いと決め付けていますがその資金で地方政治や政治家育成へと金がかけられて初めて政治家の幅が広がるのにそれを無視したら格差社会のままです。
政治の多くが是正の繰り返しで成り立って来たのに政治が強くないと行政や理論が優先されて息苦しい社会になるのもありますよね。
国際的な環境保護にしても行き過ぎたような二酸化炭素排出規制や環境対策で現在の産業の雇用が不安定になるだけなら無意味です。
そこに合理的で活路のある産業を作れないとダメなのに国民意見を吸い上げる数の多い政治を好まないのでしょう。
結果として理論優先だとヨーロッパのような不幸を背負うのでしょうから。
自分で考えないといけない時代になってもそれを勘違いした討論番組やワイドショーのコメントで溢れかえるこの国の論調ですから、必要な改革への賛同を集めるのは自然な流れです。
こう考えると日本の政治経済社会等における前例踏襲や世襲で変革が難しいのです。
それなのに更に勉強しないで自分で考えないような政治家の粗製濫造で本当に必要な対応する以前にレベルの低さも問題になっています。
派閥が悪と言うよりもその資金の流れを管理するだけの常識的な監査や法律的な見解を確立させる方が優先ではないかと思いますがどうでしょうか?