8/11
つづき
ホテルに到着した時には気にもしなかったがホテル前の通りは大勢の人だらけ。
1日中この状態だ。
それもそのはず。この通りは殆どの旅行者が訪れるカレル橋からまっすぐ伸びた通りだ。
↑先に見えている塔はカレル橋の橋塔。
さて、まずは両替に行かなければということで「EXCHANGE」というそのまま「両替」が店名になっている両替屋へ向かう。
ネットで事前に調べた範囲ではここが一番レートが良いらしい。
ちなみにこの日は・・・
ホテル ¥100=18.1コルナ
ホテルの近所の両替屋 ¥100=19.1コルナ
EXCHANGE ¥100=19.6コルナ
EXCHANGEもホテル近所の両替屋もそれほどレートは変わらないようだが実は知らないと大損することがある。
ホテル近所の両替屋はコミッション10%なんて書いてある。両替手数料を10%取るってことだな。
だからEXCHANGEで¥10000両替すると1960コルナに両替することができるが
ホテル近所の両替屋では¥1000=1910コルナー191コルナ=1719コルナしか手にすることができない。
まあ、コミッション10%ときちんと表示されていればまだ良心的だ。
詐欺っぽいところは「NO commission selling」と記載してあり
レート表の下の方に小さく「10% commission buying」なんて記載してあったりする。
要するにコルナを円に換える時は手数料無しだが外貨をコルナに換えるときには10%の手数料が発生するってことだ。
そういう表示をよく見ない旅行者をカモにしようってことだな。
両替が済むと真っ先にホスポダに向かった。
ホスポダとは日本で言えば居酒屋のようなところだ。
目的はビールと生肉。
ウ・ズラテーホ・ティグラというガイドブックにも載っている有名店だ。
店内に入るとお客でほぼ満席だった。
一人だけど・・・と店員(ボウズのオヤジ)に話しかけるとジロッと一瞥しただけで無視。
もう一人いた白シャツの店員(プーチン似)に話しかけると「空いている席どこでも良いよ」と一人分空いている席を指差した。
相席が当たり前のようだ。向かいには白人のカップルが並んで座っている。
プーチンにメニューをくれと言うと白人カップルの後ろの棚から出してきた。
白人カップルもメニューを受け取っていた。
俺は食べるものは事前に決めていた・・・タルタル
プーチンに「タルタル」と言うと分かった分かった!と・・・
少ししてボウズがビールを運んできた。
日本じゃビールは殆ど飲まない。尿酸値を気にしているのとビールよりホッピーが好きだからだ。
しかしビールが美味いというチェコに来たのだから飲まないわけにはいかない。
一口飲んだ・・・美味い!
日本のビールと少し何かが違うような気がする。飲みやすく、うま味がある。日本じゃ中生1杯で他の酒に行ってしまうのだが
このビールは何杯飲んでも美味しいと思える。
ちなみにビールはジョッキが空になると勝手に持って来てくれる。
2杯目を飲み始めた頃タルタルが運ばれてきた。
タルタルとは生肉のこの料理のことだ。
見た目ユッケのようだが似て非なるもの。
味は調味料のケチャップ、マスタードの味が強く肉の味はあまりしなかった。
みじん切りの玉ねぎ、卵の黄身、調味料を全て合わせてかき混ぜてパンに載せて食べる。
これだけで結構お腹一杯になる。
向かいの白人カップルもボウズに俺の皿を指差して同じものを注文しようとしていたが無視されていた。
どうやらボウズは英語が全く話せないらしい・・・というかチェコ人以外の客は相手にしないようだ。
プーチンが来たときにやっと注文できた。
店内に店員は3人。ボウズとプーチンがフロアー係のようだ。
もう一人のオヤジはカウンターの中で黙々とビールを注ぎ続けている。
その姿は何か職人のような感じがした。
ちなみに上の画像のレトロなレジスターの前に飲みかけのジョッキが置いてあるがボウズが飲んでいたものだ。
ボウズとプーチンはビールを飲みながら仕事をしていた。水代わりってことなのだろうなw
ビール3杯で少しほろ酔いになったところで店を出た。
特に目的は無かったが地下鉄とトラム(路面電車)に乗車してみることにした。
まずは地下鉄駅へ。ホテルからはSTAROMESTSKA駅が一番近い。
券売機で3日間地下鉄・トラム・バス乗り放題のチケット310コルナを購入した。クレジットカードが使用可能だ。
地下鉄の改札はこのようなものだ。
この改札機でチケットに打刻しなければならない。
1度打刻すればその後は3日間フリーパス。
ちなみに打刻していないチケットは有効なチケットとみなされず万が一検札に会った際には無賃乗車とされてしまうとのことだ。
地下鉄ホームでの画像は撮らず仕舞い。
東洋人は絶対的に少数なせいか車内では結構視線を感じた。
一昔前、日本でも黒人やアジア人を車内で見かけると自然と目が行ってしまったのと同じことだろうな。
それと驚いたのがリードに繋がれた犬がそのまま乗車してきたことだ。
勿論しっかり躾はされているようでワンの一声も発しない。我が家のお馬鹿犬じゃ絶対無理だなw
トラムにも乗車した。
トラムはプラハ市内を縦横無尽に路線網がある。
地下鉄、トラムを利用すれば市内なら殆どのところへ行くことができる。
トラムの車両は現代的なものからレトロなものまである。
目的も無く市内をブラブラしホテルに戻った。
時間は19:00。眠い。日本時間だと02:00、眠いわけだ。
しかも昨日から殆ど眠っていない。羽田を出てプラハ到着まで26時間。
外はまだ明るい。日の入りは20:30位とのことだ。
眠すぎる。寝よう・・・・
つづく