2004年某日・・・
開業して4年経った。
某エアラインの機内誌や日本の旅行ガイドブックに掲載して頂いたりしたお陰もあり当初目標としていた5倍以上の来客数となっていた。
店はそれなりに繁盛していたが、この頃の俺は何かモヤモヤしていた。
何だったのだろうな?若かったせいもある。このままマッサージ屋のオヤジで終わって良いのか?という思いがあった。
だからといって何か他に行動を起こそうとしていたわけでもない。
そんな今となっては大変贅沢な悩みを抱えていたある日・・・・
某日本食店が税務署に入られ100万Bの追徴課税金を払わされたという話を耳にした。
まあ、そんな話は当然他人事だった・・・・
それから僅か数日後、、、、店の受付カウンターに座っていた昼下がり
突然、店のドアが開くと3人のスーツ姿の男女が身分証明書を手に持ち「サンパコーン・カップ!」と大きな声で言いながら勢いよく入ってきた。
サンパコーンというタイ語は知っていた・・・税務署だ。
あ~とうとう来たか・・・・・商売していた実家には毎年税務署が来た。
税務署員が帰ると親父は「商売ってのは税務署が来るようになって一人前なんだよ!」と言っていた。
・・・・・タイに来て丸4年、、、俺も一人前になれたのだよ・・・と、思うことにしよう。
この出来事からこのブログの最初に続くというわけだ・・・・・・・
完
※店は経営者が変わり今でも続いている。
フェイスブックがきっかけでスタッフたちとも連絡を取り合えるようになった。
全てが今では良い思い出だ。