☆★プロボクサーに憧れて・・・その1 草加有沢ボクシングジムに入門
☆★プロボクサーに憧れて・・・その2 初めてのスパーリング
☆★プロボクサーに憧れて・・・その3 1989年の草加有沢ボクシングジム
☆★プロボクサーに憧れて・・・その4 双子の有沢兄弟を目にして驚愕した17歳のあの日
☆★プロボクサーに憧れて・・・その5 スパーリング恐怖症でジムからランナウェイ!!
☆★プロボクサーに憧れて・・・その6 宮田ボクシングジムに入門!!
☆★プロボクサーに憧れて・・・その7 1990年の宮田ボクシングジム・・・
☆★プロボクサーに憧れて・・・その8 プロテスト受験が決まる・・・
☆★プロボクサーに憧れて・・・その9 プロテスト受験・・・
☆★プロボクサーに憧れて・・・その10 プロテスト受験・その2
☆★プロボクサーに憧れて・・・その11 デビュー戦が決まる・・・初めての減量
こんにちは、酔っぱらいです。
1992年3月6日・・・試合当日
この日は俺の二十歳の誕生日だった。
現在、計量は前日に行うようだが、当時は当日計量だった。
通勤のラッシュ時の電車に乗り後楽園ホールへ向かった。
減量してフラフラしていたので満員電車はきつかった。
ホールに入ると会長が既に来ていた。
この日宮田ジムから出場する選手は俺含めて4人だったと思う。
その中に後に東洋タイトルに挑戦する五月女氏もいた。
会長に促されるまま計量室に向かった。
体重は50.3キロだった。
会長が「落とし過ぎちゃったね、、まっ、いいか」と言っていた。
炭水化物ばかりの弁当を持参するように指示されていた。
俺は実家に住んでいたのでお袋さんに作ってもらっていたが
地方出身の一人暮らししている選手には会長の奥さんが弁当を作ってくれて、会長がそれを渡していた。
俺は大量のパスタやおかずが入った弁当を持参した。
計量まで飲食制限されていたから、この時食べた弁当は最高に美味しかったね。
会長が自動販売機でコーラを買ってくれたんだけど、それがまた最高に美味しかった。
ここに来るまでフラフラしていたのに、食べた途端に回復し元気になった。
腹が膨れるほど大量に食べて、一度帰宅した。
家に帰ると再びケーキなどを食べて昼寝した。
15時位に起きると膨れていた腹は引っ込んでいた・・・身体じゅうに全て吸収されたような気がした。
支度を整え再び後楽園ホールへ向かった。
つづく
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