倉富和子の女のひもとき in USA

生活に緊張感を与える為に、ブログを書く事にしました!心導・縄文ストレッチ・DNAメソッドを広めるため、世界中を巡ります。

江戸っ子の条件An Edoite's conditions

2014-01-21 07:39:12 |  縄文心導ヒーリング
昨日に続き越川禮子先生の「江戸しぐさ」を紹介します。

江戸っ子は、秩序よく生きる源を生活の中に伝えてきたんですね。

「う~ん、納得です」


江戸っ子の条件では、江戸っ子というのは具体的にどういう人を指すのでしょう。

まず「相手を仏の化身として考えられる人」。

仏の前では人間、みな平等であることです。誰をも仏の化身と見て、平等につきあえるかどうか

が、江戸っ子の第一条件でした。

第二条件は「時泥棒をしない」ことです。ほかのものなら何か借りても後から返せばいいわけです

が、時間だけは返せません。そこで「時泥棒は弁済不能の十両の罪」といわれていました。

江戸は町方の約80%が何らかの商いに従事ていましたので、多用な人が多く、時間をとても大切

にしていたのです。

第三の条件は、初対面の人に「年齢」「出身地」「身分」を聞かないという「三説の教え」です。

事前に情報が入ると、色眼鏡でその人を見てしまいます。その人の素顔、本当の人間というのが洞

察できません。

名前や肩書きにこだわってしまいますと、お客様を洞察する力がなくなる、というよりも、普段か

ら人を見る目を養っているからこそ、肩書きなど見なくてもちゃんと見抜けるとういうのが江戸っ

子なのです。

江戸っ子の条件の最後は「遊び心」があるということです。遊び心とは知恵比べ、技比べです。

たとえば人を評価するのに見た目だけで判断はしません。生まれつきのものでなく,機転が利くと

か人に親切だとか、生まれてから自分の努力で技を磨いた人を評価します。

ソフトを重視するのが、江戸っ子の特徴です。

江戸しぐさは罰則規定のある法律でもなければ、誰もが守らなくてはいけない教えでもありませ

ん。

「仏の化身」だの「十両の罪」だのつまずいてしまうような言葉が出てきましたが、すべてユーモ

アのある比喩です。

最近はたとえ話が通じないことが多いので、つい野暮な注釈をいたしました。


「江戸しぐさ」より

続く

コメント
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