羽生選手のインタビューでの話ですが、
NHK杯終わって自分への不信感が芽生えている。
自分を信じきれない。
無意識に逃げた、後ろ振り返っても誰もいないのに。
何をどうしたらいいのか、ひたすら泣きました。
自分を見つけださなければと。
爪の先でもいいから引っ掛けて這い上がりたい。
この発言は何十万人の共感で結ばれました。
羽生選手は今の気持ちを素直に公開することは、一昔前ではありませんでした。
協会の誰かが出てきて話すくらいのものでしたが。
"こうしなさい"とかではなく、"こうしました"とはっきりメディアを通じて公開することで、羽
生選手のセラピーにもなっていることを思います。
羽生選手は来年で20歳を迎えますので、今までは家族に支えられて来たけれど、この度の心の闇
は自分で乗り越えるしかないし、オーサーコーチは、中国杯の事故から今日までサイコーセラピ
ーだったと、カナダの記者クラブで話していました。
強い世界チャンピオンになりたいと言っていた羽生選手、気の根っこが深いほど大きく茂ります。
衝突時の恐怖の積み木を崩さなけれないけないところで、がむしゃらになってできるものではな
いので、少し時間がかかるかもしれませんが、東日本大震災の恐怖も乗り越えて来た羽生選手で
いまこの現実を受け入れ、バランスを取り戻しもっと異なる羽生選手の誕生を見せてもらい
たいと期待しています。
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