昨日の夜は、今年の顧問の仕事納めもあと一日残すところとなり、家に帰って一息つい
ていたら、電話が友人から入ってきました。
「忘年会の集まりのパーティーで、男性が倒れました。とっさの判断で、倒れた男性
の足の指に倉富さんから教わった爪楊枝を、足の指先にあてて上げたら、男性は気持
いいです"と言いながら意識が戻ってきました。感動しました」と。
「爪楊枝はどうしたの、持ち歩いていたの?」と聞きましたら、「ちょうど夕食時で
レストランにいましたので、用意できました」と。
爪楊枝は前に提案していましたが、防災の道具に一入れておいて欲しいもので,
この友人はサラリーマンで、医療関係のライセンスを持っているわけではなく、倉富
のクラスに時折勉強に来られている人です。
このたびの無意識の動きは人智を超えたものがありました。
救急車が来る前に教わっていた爪楊枝を使って、咄嗟にアクシデントに対処できるような、
今の医療制度には人間の心が欠落していて、ライセンスが
ないと人を扱えないという、救急車より先に役立つような,医学制度も人間を全体として
みるというバランスを考えないと、これからやってくる自然災害に立ち遅れてしまうのではと。
先日の中国杯の衝突事故で負傷した羽生選手のことも、後で質疑などで大変でしたが、
結果的に羽生選手は元気になったから、一件落着しましたが、これがもし再起できなく
なっていたら、何と言われていたかと思うと、その辺のバランスをとるのは、難しく
医療を一面的に科学だけで解くのではなく、心で解いていくような多様なものの見方
をしていた時代にフィードバックしても良い時代になって来ました。
心温まるお話をありがとうございました。