撮影 N.F
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ここで「心導」の究極の操法「竹割り」(バンブーカット)を紹介しましょう。
「心導」の基本理念の中心にある「経絡」については、
前節にのべましたが、その経絡は近代医学にない概念で
科学的には未だ立証されていませんが、東洋医学では、生命を
維持する「気血」と考えられています。
その経絡を通るエネルギーの流れを活性化させる重要な方法と
して、「竹割り」操法が心導にはあります。
竹の生命力はご存知のように素晴らしいものがあります。
地球上のきわめて厳しい生育環境のいたるところで竹の
自生種の生育がみられます。
竹は僅か一ヶ月余りの間に数メートルも伸びるという、
驚異的な成長力を持っています。
竹はアジアにおいては広く人々の生活の中で、住居空間の
構成部材、籠などの生活容器、団扇や花筒と言った生活用品の
中の実用品にとどまらず、生活芸術の重要なマチェールとして、
生活に彩りをそえていました。
日本の伝統芸術の中で竹の意味するものは、日本画によく描かれる
その幽玄な背景が作り出すコンストラクトの中に「侘び」で代表される
日本の精神性が象徴的に示されています。
続く
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