三洋のLC7265というチップは455KHzか10.7MHzのIFを局発から引いて表示する、便利なICである。
しかし、IFに10.7MHzにすると、1/8プリスケーラーが必要なことと、表示が50KHzステップという難点がある。
7MHzのダブルスーパーヘテロダインを躊躇する理由がここにある。
CWを受信するのに1KHzステップでも大雑把過ぎるのに、帯域200KHzのラジオに表示が50KHzステップは無いだろうと。
そこで、第一局発をクリスタルで固定にして、第二局発を可変にする『クリスタルコンバータータイプ』のダブルスーパーヘテロダインラジオが閃いた。
表示は1KHzステップになるが、LC7265では7MHzまでなんとか表示できる。
帯域が200KHzと狭い事もメリットになるだろう。
でも、これってTS520そのママじゃん。
果たしてそれで良いのか?
かと言って、DDS-VFOはオフセットが自由に設定できるし安定度抜群だが、いかんせん高価だ。
だが、TS520と比較した場合、安定度で勝つか、小型軽量で勝る以外勝ち目はない。
6000円程度の投資でそれを達成するのか、あくまで『ラジオ』に徹するのか?
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ex JP1NOM/Sergej
セルゲゐ@禿TEL
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