そういえばコンデンサーの容量計はキットで作ったけど、コイルのインダクタンスを測る計器がないな、ということで作ってみました。通販で5000円ぐらいのキットがあるし、7000出せば立派なメーターが手に入るのだけど、作ったほうが面白いし安い。
本来ならブリッジ回路で直読の目盛り付き、といきたかったけど、面倒なので「コンデンサーの値が判っている発振回路にコイルをつなぐ」式。LA1600を発振器にして使った(単純にLCパラレル回路で発振するので計算が楽)。
具体的には100[pF]のコンデンサCsとLxで発振させて周波数を測る。Lxは
Lx=1/(4π2f2Cs) [H]
で求められるから、上記の式をポケコンなりプログラム電卓なりに覚えさせておけばいい。Csはこの場合100pF固定なので、変数はfのみになる。
PICとかAVRとかマイコンを使ったインダクタンスメーターにも周波数を測るタイプが有るみたいだ。こいつもBCDコードを引っ張ってくればマイコンで直読になるんだけどね。しばらくマイコン系はいじってないのでしばらくはポケコン計算で我慢だ。
写真では1.1642[MHz]なので、約180[μH]となる。