rftgyふじこlp:今は反芻している…JP1NOM

のんべんだらりと生きてしまいましたよ。

メーテル、また一つダートが消えたよ

2008年04月09日 02時22分29秒 | 林道・旧道
丸森と新地交流に弾み 林道鈴宇線が開通

林道と言いながら幅員7mで片側一車線の立派な道路。果たして埼玉県の「森林管理道」と同様に、一般路より劣る規格の簡易道路なのか、一般の道路と同じ規格なのかは不明ですが、規模から言って20Km/h制限の林道規格ではないでしょう。

財源はなんだろうね?林道整備事業費?道路特定財源?ま、どちらでも良いんだけど、コストを見てみましょう。

全長4.2Kmで宮城と福島を結ぶ林道の総工費は26.61億円。6.33億円/Kmになります。ちなみに圏央道の鶴ヶ島JCT~川島IC間は7.7Kmで1,100億円。143億円/Kmとなります。

圏央道は22倍のコストですね。ICなどの付随設備、側道、立体交差、隔壁や地代などが加わるのでコストは増えて当然ですが、あまりの違いに驚きます。「あ、こんなに安いんだ」って。

コストの他にどれだけ利用者がいるのか、こちらも気になります。シーズンには登山客などが結構訪れる様ですが、全線通しての利用者見込みと実際の利用者数をちゃんと測って、妥当な路線計画だったのか検証していただきたい。

かりに圏央道のコストが22倍でも、有料道路であることや、利用者が22倍を超えるのであればそれなりに「安く」なるはずです。逆にいくら安く建設出来たからといって、利用者がいないのであれば、林道鈴宇線は非常に「高い」路線となるでしょう。作るにしても1.5車線以下で十分だった、という事になります。

費用対効果の問題、需要見積もりの問題は国会でも盛んに取り上げられていますが、見栄で過剰な道路を作るのではなく、適度な道路にしてもらいたいモンです。


なお未確認情報ですが、このルートは元々未舗装林道だったようです。確実に交通量が増え、局所的な炭酸ガス排出量は増加するでしょうし、木を切り倒して作ったのでしょうね。炭酸ガス吸収力も低下します。

もしこれが道路特定財源からの支出だとしたら、「環境税としてのガソリン税」なんて話がいかにまやかしであるかがわかるというモノです。

まるで天皇を担ぎ出す植樹祭が自然林を切り開いて行われるような、愛・地球博が広大な森を切り開いて開催されたような…(だから森憎と木っ殺なんだろうけど)

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