LA1137は日産ブランドのカーラジオに入っていたモノで、結構前に生産が終了している。だから入手は難しく、再現性には乏しいかもしれない。
このICにはRFアンプが内蔵されていないので、外付けでRFアンプをつける。これはバリキャップ同調の2SK192Aで簡単に作った。入力はAMZの3.5MHzモノバンドコイル+バリキャップ(1SV149パラ)で選択し、コレクタ負荷にはトロイダルコアのチョークを用いて、そのあとにAMZの3.5MHzモノバンドコイル+バリキャップを用いて前後に同調回路を付加。これ、下手すると発振器になっちゃうのだが、なんとか上手くいっている。バリコンでもいいのだが、計算上バリコンでは1.8MHz~10MHzをカバーするために複雑な機構が必要になりそうだったので、バリキャップとした。
この選択は正解で、発振回路に用いたときのようなQRHはあまり感じられず、完全に1.8~10MHzをカバーできている。もしかするとバリキャップは一つで良かったのかもしれないというほど余裕がある。同調Qを稼ぎたいならバリキャップは一つですませたいが、計算上無理っぽかったのでパラのママだ。
LA1137は外付けのRFアンプにRFのAGC(強力な信号が入ったときのダンパー)をつけるのだが、今回これは使わなかった。よってAGCはIFのみとなる。それでもなんとか音声出力は平準化されているようで、IFにセラロックで455KHzを注入するLA1600ラジオよりはマシというモノだ。このせいかそれとも取り扱いが悪かったのか、Sメーターの出力がおかしいのでメーターは割愛する。いろいろと試したが安定して動作しなかったり、逆ぶれになってしまうので使い物にならなかった。もしかすると入力される信号が弱すぎるのかもしれないが、仕方がない。
なお、LA1600(RFアンプ内蔵)にもう一段RFアンプを外付けするというwebで散見される高感度仕様のラジオでは『VFOをつながなくても放送が聞こえる』という、ミキサーのオーバーフローが問題になる上、夜間に放送波の混信が酷くてアッテネーターが無ければ使い物にならない時間帯が生じるのだが、LA1137では今(18時)のところ放送波の混信は見られない。いくらカタログスペックで高感度になったところで、実用に耐えないのでは他人に勧められるモノではない。
なお、LA1137はミキサー出力(IF入力)とIF出力にIFTを用いる仕様になっている。これはIFのAGCを効かせつつTA7358でプロダクト検波ができそうな仕様である。心臓部のRFアンプ、IFアンプまではできているので、今後別基板でTA7358の回路を作って行こうと思う。
SSBとAM用にはIFと0ビートのBFO、CW用には1KHz程度のオフセットと、二種類のBFOをつけるのはLA1600と似た構成になる。このBFOの切り替えとAGCの切り替えにはDDS-VFOを制御するLPC1114FN28を使う方式に変更予定。ハタと気づけばBFOとAGCは二回路のリレーをつければ一つで済むな…。
このICにはRFアンプが内蔵されていないので、外付けでRFアンプをつける。これはバリキャップ同調の2SK192Aで簡単に作った。入力はAMZの3.5MHzモノバンドコイル+バリキャップ(1SV149パラ)で選択し、コレクタ負荷にはトロイダルコアのチョークを用いて、そのあとにAMZの3.5MHzモノバンドコイル+バリキャップを用いて前後に同調回路を付加。これ、下手すると発振器になっちゃうのだが、なんとか上手くいっている。バリコンでもいいのだが、計算上バリコンでは1.8MHz~10MHzをカバーするために複雑な機構が必要になりそうだったので、バリキャップとした。
この選択は正解で、発振回路に用いたときのようなQRHはあまり感じられず、完全に1.8~10MHzをカバーできている。もしかするとバリキャップは一つで良かったのかもしれないというほど余裕がある。同調Qを稼ぎたいならバリキャップは一つですませたいが、計算上無理っぽかったのでパラのママだ。
LA1137は外付けのRFアンプにRFのAGC(強力な信号が入ったときのダンパー)をつけるのだが、今回これは使わなかった。よってAGCはIFのみとなる。それでもなんとか音声出力は平準化されているようで、IFにセラロックで455KHzを注入するLA1600ラジオよりはマシというモノだ。このせいかそれとも取り扱いが悪かったのか、Sメーターの出力がおかしいのでメーターは割愛する。いろいろと試したが安定して動作しなかったり、逆ぶれになってしまうので使い物にならなかった。もしかすると入力される信号が弱すぎるのかもしれないが、仕方がない。
なお、LA1600(RFアンプ内蔵)にもう一段RFアンプを外付けするというwebで散見される高感度仕様のラジオでは『VFOをつながなくても放送が聞こえる』という、ミキサーのオーバーフローが問題になる上、夜間に放送波の混信が酷くてアッテネーターが無ければ使い物にならない時間帯が生じるのだが、LA1137では今(18時)のところ放送波の混信は見られない。いくらカタログスペックで高感度になったところで、実用に耐えないのでは他人に勧められるモノではない。
なお、LA1137はミキサー出力(IF入力)とIF出力にIFTを用いる仕様になっている。これはIFのAGCを効かせつつTA7358でプロダクト検波ができそうな仕様である。心臓部のRFアンプ、IFアンプまではできているので、今後別基板でTA7358の回路を作って行こうと思う。
SSBとAM用にはIFと0ビートのBFO、CW用には1KHz程度のオフセットと、二種類のBFOをつけるのはLA1600と似た構成になる。このBFOの切り替えとAGCの切り替えにはDDS-VFOを制御するLPC1114FN28を使う方式に変更予定。ハタと気づけばBFOとAGCは二回路のリレーをつければ一つで済むな…。
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