rftgyふじこlp:今は反芻している…JP1NOM

のんべんだらりと生きてしまいましたよ。

素敵なキヤノン

2009年01月09日 10時24分13秒 | ニュース
国会予算委にて暴露されたこと

・派遣を一斉に切っておきながら期間工をハロワで募集
・期間工の募集条件に『労働組合に加盟しないこと』
・元日銀総裁を天下り受け入れ

この派遣切りは「労働者の組織化阻止」であり、「株主しか見ていない」経営であり、ブッシュとその傀儡の小泉によって進められた「野蛮な資本主義」への回帰政策の象徴と言って良いだろう。

一時的に収支が悪化するだろうとはいえ、内部保留している資金は潤沢だ。労働者の待遇改善とは労働者側から見れば、文字通り待遇改善で搾取率の低下を意味するが、資本側にとっては市場の確保という意味がある。

失業者や低賃金労働者を増やすことは、短期的に見れば利益率の向上になり、資本家にいい顔を見せられるだろうが、長期的に見れば国内市場の縮小を意味するはずだ。

また、「市場原理主義」は景気の周期的変動を復活・悪化させ、クッションを失わせるだろう。企業の利益率が低下しても購買力がそこそこあれば極端な市場縮小は起きないはずだろうから。自動車が売れない要因の一つはまさに購買力の低下だ。

その点キヤノンは19世紀的な経営をめざし、自ら市場を縮小させているように見える。そして日本を代表する企業であり経団連の重鎮が法を無視し、労働者の権利を不当に踏みにじっている事を忘れてはいけないだろう。

ワークシェラリングを持ち出す前に不当解雇や不当労働行為を改めるのが先だ。

ホンダはF1を撤退した。素早い経営判断だったが、同時に役員報酬も削減した。期間工や派遣の削減は生産縮小に伴いいたしかたない面もあるわけだが、キヤノンに比べれば真っ当な姿勢に写る。国内で売れる車を作れなくなった、夢のない企業に成り下がった、宗一郎の魂は消えたのか?などと言われることもあるが、まだまだ見捨てたモンじゃないかもね。

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