rftgyふじこlp:今は反芻している…JP1NOM

のんべんだらりと生きてしまいましたよ。

雷から放射線

2007年10月07日 09時02分17秒 | 科学・技術
雷を知らない人はいないだろう。

フランクリンが雷電瓶(と当て字にしたくなる)を使って雷が電気である事を証明して以来、なんとか雷の電気を使えないか?とか落雷の被害を最小限に収めるために雷雲や稲妻を観測したりしてきた。

その雷といえばゴロゴロという雷鳴に始まり、稲光、稲妻ときて落雷に終わるものだが、放射線を出している事が明らかになってきた

きっかけは雪起こしと呼ばれる冬場に起きる日本海側の雷。

原子力発電所の放射線監視モニターでは、雷と相関のある放射線の増加を観測していたという。そこで理研他の研究チームが観測装置を設置して、ついに「2007年1月7日早朝、新潟県柏崎の上空に発生した雷雲から雷が起こる70秒前より、40秒間に渡り、10メガ電子ボルトのエネルギーを持つガンマ線が放射される様子を観測することに成功し」たんだそうだ。

原理は「雷雲の中の電子が雷雲下部のプラスの電気の層に引き寄せられ、光の速さまで加速し、制動放射という現象が働い」たことで、雷が自然の粒子加速器として機能していると考えられるそうだ。


こんな感じ?


今まで雷というと「電気・プラズマ・上昇気流・摩擦電気」ぐらいのキーワードしか思いつかなかったが、これからは「高エネルギー加速器」も加わる。

※詳細は理研のリリースを。



内側と外側に錫箔を貼ったガラス瓶で、内側の錫箔には鎖をたらして電極に導く。容量は少ないが立派なコンデンサ。フランクリンは電極Aに凧を繋いで雷を補足、集電に成功した。直接凧に落雷しなくても誘導雷でも結構集電できる(7MHzのダイポールアンテナにて実験済)。プラスチックのコップとアルミ箔で再現出来る。検電には確か帯電すると錫箔が開く型検電器が使われた。助手に触らせた訳ではない模様。

最近は凧による落雷事故を防ぐため、この実験そのものはあまり紹介されないんだとか。


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