オビスポ通りから右へ左へ一本路地を入ると、普段のありのままな生活が見えます。
飾らない、ありきたりの、壊れたものは壊れたまま、暑い日差しは、暑いのだから仕方がない。
エアコンで快適な生活を送る日本では考えられない、灼熱の都市HABANA
水は、水道の水を飲むことは厳禁。おなかを壊すこと必至らしい。
1000mlのミネラルヲーターを探したが、見つからず。
500mlペットを4本購入(1本100円ほど)。
街を歩き回るには必須用品。
それほど暑い。
でも彼らは元気に歩き回る。通りに人影が絶えることは一度もなかった。
路地のあらゆるところで道路は掘り返されていた。
道路工事の人も、魚屋も、卵屋も、給料は等しく同じ、そのためか人々はあくせくしていない。
のんびりしているわけではないが、急いではいない。
旅行本に書いてあるような、物乞い、詐欺、かっぱらいには、終ぞお目にかからなかった。
ロンドンの目抜き通りビッグベンの真ん前で、詐欺に遭ったおじいちゃにとっては、肩透かしにあったようだった。
陽気なカリビアンそのものだった。