デジタルカメラを買って思ったことは、フィルムの制限を受けない、という事です。
当たり前なのですが、買った当初は、一枚ずつ大切に撮る癖が抜けず、一回の撮影で40枚くらいしか撮っていませんでした。
パリに撮影に行って、二度といけないから、できる限りシャッターを切ろうと思い、あっち向いてパチこっち向いてパチ状態でした。
数撃っているうちに、
我々が生きている総天然色(古いか!)の世界にも時としてモノトーンの世界があることに気づきました。
雪景色が代表例です。
水の世界も、えてしてモノトーンの世界です。
激しく打ち寄せる波、砕ける波。
カラーの世界とモノクロ世界を同じ写真で見比べました。
写真によっては、モノクロ写真の方が色彩豊かに感じられることもあります。
またカラーの方が、立体感豊かに感じられる写真もあります。
質感、激しさ、臨場感はモノクロの方が多く語ってくれるような気がします。
甲乙つけがたいと思います。
600mm レフレックスレンズでの写真です。シャッタースピードは1/8000~1/4000です。
ピントは老眼の私には難しかったのですが、動く波に合わせました。