近畿旅客鉄道 佐倉線

明日の鉄道員を夢見る男の物語

新幹線の列車名の由来

2010年08月15日 | 5番線「気になる○○○…」
皆さんは普段、乗っている新幹線の列車名について考えたことがありますか?
現在、東海道新幹線だけでも「のぞみ」「ひかり」「こだま」という3つの列車名が存在します。
今回はそんな新幹線の列車名の由来について考えてみましょう。

東海道新幹線の列車名の由来については以下の通りです。
 ・のぞみ…「希望」の「望」を訓読みしたことから。
 ・ひかり…音速よりも速い光速の「光」から。
 ・こだま…光速と対象の立場にある音速から。
  (※ここに書いてあるものだけが全てではありません。)

「ひかり」と「こだま」の名前は東海道新幹線開通前の一般公募により決定しました。
一般公募で上位になった列車名の順位は以下の通りです。
 
 ・1位…ひかり
 ・2位…はやぶさ
 ・3位…いなづま
 ・4位…はやて
 ・5位…富士
    (中略)
 ・10位…こだま

1位の「ひかり」は応募総数の53万通の中でも圧倒的に多い2万通を獲得しました。
しかし、なぜ2位の「はやぶさ」が採用されず10位の「こだま」が採用されたのか?
それは当時の在来線特急であった「こだま」という名前に比較的、馴染みがあったからです。

ちなみに「のぞみ」という名前は一般公募でなくJR東海の名称決定委員会で決定されました。
当初は「つばめ」も候補にありましたが最終的に「のぞみ」に決定しました。
(「のぞみ」は東海道新幹線開通前の一般公募でも下位の方でしたが存在しました。)