今日は通勤電車には絶対に存在する「あれ」に関する話題です。
まずは下の2枚の車内を撮影した写真を見比べて下さい。
(画像はWikipediaフリー百科事典より引用しています。)
皆さんはこの2枚の画像を見て何かが決定的に違うことに気付きませんでしたか?
そうです。この2枚の写真において異なる点は「吊り手」の設置されている方向です。
下の写真では側面窓に対して平行、上の写真では枕木に対して平行に設置されています。
最近の車両では何故、上の写真の様に吊り手を配置する傾向があるのえしょうか。
その答えは混雑時における車内を見回せば直ぐに分かります。
まずは吊り手を掴んでいる人の様子を観察してみると、殆どの人は窓側に体を向けています。
ですが下の写真の様な車両の場合、多くの人が吊り手を掴む時に捩じって枕木と平行にしています。
(これは体を窓に向けつつ且つ握り手を疲れにくくするためだと思われます。)
さて何が言えるのか。何十分も吊り手を捩じった状態を保つのは意外と腕が疲れるものです。
これに注目したのが最近の車両です。従って最近では上の写真の様に吊り手を設置する車両が増えつつあります。
(関西圏では未だに下の写真の様な配置の車両が大多数を占めます。)
今日は以上です。
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