■■■■■■■■■■ASEAN経済統合■■■■■■■■■■
■「待望の6億人市場の始動」
●待望された東南アジア諸国連合(ASEAN)の経済共同体が、いよいよ
31日に発足する。
域内人口は約6億2千万人、総生産(GDP)は約300兆円(2兆5千億ドル
という巨大な市場規模である。
●ASEAN加盟10ヶ国の首脳は、既に11月マレーシアのクアランプー
ルで、12月31日、ASEANの経済統合について著名していたという。
いま想定されるAEC(ASEAN経済共同体)の概要を総括すると、
・人口 6億2329万人
・面積 132万平方キロm
・域内GDP 2兆5205億ドル」
・輸出額 1兆2990億ドル
・輸入額 1兆2355億ドル
EU(欧州経済共同体)と並ぶ世界的な巨大経済圏が誕生したことになる。
■「ASEAN(東南アジア諸国連合]経済連合体のマスタープラン」
(出所 経済産業省)
●予てからタイを中軸にしたラオス、ベトナム、カンボジア、ミヤンマ―
などのメコン経済圏インドシナ半島の経済統合は、12億という巨大市場
中
国と隣接していることもあり、いろいろ注目を集めていた。
おりしも先発のシンガポールをはじめタオやマレーシアなどは1990年
代から関税撤廃をはじめ、外資の導入などさまざまな形で、東南アジアの
産業の振興を図ってきた。
●そして2003年に、ASEAN10ヶ国の経済連合を目指す構想が実現し,
わずか12年で経済統合までこぎつけることが出来た。しかも大東亜戦争後
70年、かつての植民地国家がこぞって独立し、それぞれ大きく経済成長
したのち、経済統合まで実現したことは 時代の流れとは言え、世界的な
出来事だと大きく評価したい。
(ASEAN経済統合の調印式)
■「予測されるASEAN諸国の市場規模ランキング」
(順位&国名) (時価総額/億ドル)(上場企業数)
1位 シンガポール 7,657 770
2位 マレーシア 4,964 904
3位 タ イ 4,561 610 ●
4位 インドネシア 4,211 501
5位 フイリピン 2,618 261
6位 ベトナム 477 304
(出所 WFF(国際取引所連合)
■「主なASEAN加盟国の概要と経済への影響など」
●ASEAN経済統合の利点をわかりやすく列記すると、
・域内のヒト、
・モノ、
・カネの動き
が、自由に出来るという事に[尽きる。
モノ(物品、商品)やサービスや、投資が、域内であれば自由にできる。
既に、段階的に、関税の引き下げが始まっている、
●ASEANの経済統合が実現すると、隣接する巨大市場として
・日本市場(1億2千万人)
・中国市場(12億人)
・豪州市場(2300万人)
・インド市場(13億人)
が期待される。
●中でも自動車やITなどの工業インフラが整備されるタイは、当然
ASEANのハブとして、中核的な役割が期待される。
そこには既に先進の日本企業約4500社が、進出しており、今後の
活躍が期待される。
●去る2013年には、日本はASEANとの有効協力40周年を迎
えたところだが、戦後70年のいま り経済グローバル化をめざして、
今後6億の巨大市場の経済活力をいかに取り込んでいくか、我が日本
にとって、新しい年の大きな期待の課題と言えるだろう。
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