![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/b0/358b2ff46fe447a829708ff1ca412169.jpg)
■■■■■■■■世界はどう変わるか■■■■■■■■
■「不機嫌な時代の出来事」
●11月8日、米国大統領選挙は、大方の予測を覆して、 トランプ氏が
勝利した.今回の大統領選挙は、極めて珍しい 嫌われ者同士の選挙
だった。
米国の大統領に誰がなるか、それは、日本にとっても日本のシニアに
とっても 以前にもまして、極めて重要な関心事なってきた。
●選挙当日、日本では、ほとんどのメデアがクリントン優勢を予測した。
開票が進むにつれ、トランプ優勢がわかるや、株価は900円下落。
やがてトランプ勝利が確定し、新しい経済優先政策を敏感に反映して、
一挙にドル買い円売りが進み、日本株は暴騰、1000円を戻す大波乱と
なった。
●想定外の結果により、國際問題に詳しい識者の評論が相次いだ。
・今回のトランプ勝利は、革命といってもいいだろう。
・その衝撃は、EU欧州連合からの英国の離脱の比ではない。
・これは、不機嫌な時代の象徴的な出来事である。
・これは、台頭する世界的なポピュリズムの表れである。
・本来、ポピュリズムを拒否していたのは、中産階級だったが、
この人達が後退した、その結果、格差が広がり、不機嫌な時代に、
・今回の選挙は、紛いなく台頭するリベラル派の勝利である。
・その世界的な兆しは、EUの英国離脱から始まったとみていい。
・候補演説のトランプの「赤い帽子」は、ポピリズムの最たるいでたち
・愛国、国粋というネガテイブキャンペンで、言葉巧みに民意を煽る。
・これが、ナショナリズムの進化すると、危険、
・トランプの公約が、そのまま実現するとは思えない、緊迫の4年が始まる。
■「驚愕の時代の開幕」
●政治手腕未知数の米国大統領の誕生に、世界の人々は身構え慄いて
いた。ところがトランプのまったくまともな格調ある勝利演説を聞いて、世界
は再び驚いた。
新しいトランプノミクス(経済政策)の始動の予感に世界の証券界も好調な
反応を始めた。日本は、安心感からか、株価は、年初来の高値を付けた。
●ヒラリークリントンの「これを見ている小さな子供たちへ」という笑顔の敗北
宣言の演説を聞いた。トランプ新大統領へのエールの言葉に感動した。
・結果を受け止め、未来に目を向けよう。
・私たちのトランプ新大統領に敬意を払おう。
・私たち国民には、彼がよい指導者になるチャンスを用意する義務がある。
・正しい事のために戦う事、それは価値があることです。
選挙中は、あれだけ罵り合った関係だったが、米国は、いま一つになって、
新しい強い米国を作ろうという呼びかけに、いつもの米国らしさを感じた。
●かくして世界はたれしも予測だにしなかったトランプ、プーチン、習近平
という、3大異端児が君臨する驚愕の時代に突入する事になる。
日本は國際政治でも、国際経済でも外交でも、まさに3大異端児のはざまに
位置する。
●国際的な懸案のTPPは、米国の現オバマ生還下での議会承認は、断念し
新大統領にゆだねられることになった。
日本は今後、世界貿易の保護主義を回避するために、TPPの先頭を切る。
日本は、東南アジア諸国、特にタイにTPPの早期加入を働きかけたいただけ
に、安倍総理によるトランプ新政権との折衝を急ぐことになる。
(出所 内閣官房2015)
●タイに関係すること
今回のトリンプ大統領勝利による日タイやタイ米 関係の影響について現地
報道を探ってみた。
・トランプ勝利、タイの「対米輸出に影響なし、タイ商業相(バンコク週報)
・プラユッと暫定首相、次期大統領に祝意を伝える
・円バーツの換算も、ほぼ変化なし、(1000B, 3012円)11月11日現在
・ロングスティヤーの関心は、円とタイバーツとの兌換率だが、バーツが米ドル
とリンクしているため、好ましくないが、しばらく円安基調が続くとみていい。
●実は日本にも、今回と同じような驚愕の時があった。
2009年7月、日本では、圧倒的な国民の支持を受けて民主党が308議席を
獲得して、政権についた。ところが鳩山、管と、きわめてずさんな政権が続き、
途中、東北大震災もあり、国民は悪夢のような辛酸をなめた。
今から思えば、ポヒュリズムそのものだった。
●だからこそ日本人は 口にはしないが、協働的な立場にあるトランプ新政権
の世界的な政策と、永続性を心から期待しているのである。
安倍首相は、来る18日から、トランプさんとの会談のために米国に赴く。
従来からの米国と日本の協働政策 は、一つたりとも後退は許されない。
トランプで世界はどう変わるのか
ビジネスマン新大統領トランプのセンスと、安倍総理の力量に信頼を寄せて、
今後の推移を見守りたい。
■「今日の言葉」
●トランプノミクス (トランプ新大統領の経済政策)
●米国のリベラル (共和党の保守に対する、民主党のリベラルという思想)
●世界の異端児 (トランプ、プーチン、習近平)異端とされる世界の新リーダー
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます