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■■■■■■■■■■■■タイの新潮流■■■■■■■■■■■■
■「新国王の登場」
●タイ前国王の死去により、タイは昨年10月から国を挙げて喪中である。
新年1月の新国王の即位に伴い、暫定軍事政権による早期の民政化が
期待される。
●政府機関の全てのWebサイトのランデイング(冒頭)ページは、前国王
の追悼ムード一色の黒い遺影で飾られていたが、百日法要が終わったた
めか、ごく最近になってタイの公的機関のWebサイトの一部から、下記の
ような明るいワチラロンコン新国王のランデイングページを発見した。
いよいよ新時代の到来だろうか。
●おりしも今年は、日タイ修好130年だが、前国王の死去で年頭からの
国家催事は、差し控えられているが、新国王の即位によって、順次の開
始が期待される。
■「困った不安な話」
● しかし、ここにきてタイの暫定政権の中国寄りの動きが、不安な話題を
集めている。
全世界のWeb報道機関の最新ニュースから、関連ニュースを拾ってみた。
■独裁色強める、タイ軍事政権の中国との蜜月の行方は?
岡崎研究所
● プユラット軍事政権は、選挙を延期し、政権に批判的なジャーナリスト
を一部拘束するなど、独裁色を強めている。
そのため、民政復帰を求める米国との関係は悪化し、他方、中国との
関係は、かってないほど良好である。
クーデター後、米国は、即座に軍事援助を減らした。昔から米国とは、
緊密な関係にあったが、それは対等なものではなく、見下されている
と感じていた節がある。
●一方 早々と支援を申しでた中国は、常にタイに対して内政不介入を
保つており、タイは、特別に感謝の念を抱いてきたという。
加えて中国は、タイにとって最大の貿易相手国であり、観光でも最大
の顧客であつた。また別に中国とはマレー半島のクラ地区に大運河を
掘るプロジェクト話もある。
●といっても、タイが中国の属国になることには、タイの世論が許さないと
いうのが大方の見方である。
だからこそ、タイの中国接近の話は、なかなか結末が見いだせないが、
民政化が進めば、再び王国として自由陣営に戻ってくるのではないか
という憶測が強い。
■中国がタイに潜水艦を売却へ「米タイ関係は破滅だ」
中国メディアが大はしゃぎ、中国新浪
●タイが中国から潜水艦3隻を購入する事が決まった 中国は「タイ
にとって、重要な米国との関係を破壊する」ことになるという記事を
掲載している。併せて記事は1隻3億ドルでS-26T型3隻を売却
すると報道 している、
■タイ、中国潜水艦を購入へ、対米関係さらに悪化へ産経ニュース
■中国との関係を深めるタイ軍事政権の今後
■中国マネーのタイ流入加速「一帯一路」足がかりにロイター
●中国経済が減速する中、中国人投資家たちは海外に目を向けている。
中でも世界最大の中国系マイノリティ(少数派)社会の1つを有し 東南
アジア6億人の「消費者への玄関口となるタイは、産業から分譲マンシ
ョンにいたるまでホットな投資先とみられている。
タイの軍事政権は、軍事クーデター以降、米国との関係が冷え込み中
国と外交的、軍事的関係を強めて来た。
■「余談、往来」
●現地タイを訪れた時の感触では、政治的に切迫した緊張感は全く
ない。しかし、北部チェンマイの知人に、軍政の話を聞こうとすると、
微笑んだまま口をつぐんでしまう。彼等にとってそれは 極めて常識的
な表現態度なんだろう。
仮に批判的な話をすると、官憲の餌食になるという事もあろうが、過去
の経験から、時間が解決してくれるという事をよく知っているからだろう。
チェンマイの人たちは、総じて賢明な忍耐強い人たちが多い。
だから彼らの無言の微笑みは、「必ず時間が解決してくれる」と語りかけ
ているように思えてならない。
●今回の「困った不安な話」のかずかずは、実は彼らにとって歴史的で
伝統的な外交バランス感覚の中から生まれた経過話なのかも知れない。
日タイ修好130年に因み、「機を見るに敏」な、タイの国民的な 気質に
期待して、一日も早い民政移管による先進的な自由陣営への完全復帰
を心待ちにしたい。
■「チェンマイが第2位、世界観光都市ランキング2016、」
● そんな閉塞的な雰囲気の中で、世界的な朗報がもたらされた。米旅行
雑誌「トラベル+レジャー」の読者投票による2016年の世界の観光都市
ランキングに、タイ北部のチェンマイが第2位、バンコクが第14位に入った。
1位はチャールストン(米国)、
2位はチェンマイ(タイ)●
3位サン・ミゲル・デ・アジェンデ(メキシコ)、
4位フィレンツェ(イタリア)、
5位ルアンプラバン(ラオス)、
6位京都(日本)●、
7位ニューオリンズ(米国)、
8位バルセロナ(スペイン)、
9位サバンナ(米国)、
10位ケープタウン(南アフリカ)、
11位ローマ、
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